トロント|ロイヤルオンタリオ博物館|見どころ5選

ロイヤルオンタリオ博物館 旅行

こんにちは。すえちゃんです。

ロイヤルオンタリオ博物館は、トロントにある、自然史、科学、考古学、芸術といった様々な分野の膨大なコレクションを誇る博物館です。クリスタルをモチーフにした外観や、ビザンティンモザイクの天井も魅力です。

今回はそんなロイヤルオンタリオ博物館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

ロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum)は、カナダ・トロントにある、北米で5番目に大きな博物館です。クイーンズ公園とトロント大学の近くにあります。恐竜の化石、中近東の美術、アフリカ美術、東アジアの美術、ヨーロッパ史、カナダの歴史と文化、生物の種の多様性、考古学のコレクション展示があります。略称はROM。

 

見どころ5選

ロイヤルオンタリオ博物館の見どころをご紹介します。

 

恐竜

ロイヤルオンタリオ博物館

 

恐竜と大型哺乳類の展示は2階北側部分にあります。巨大な恐竜の化石の展示は、やはりここでも一番人気です。

最も有名な恐竜、ティラノサウルスの化石が展示されています。そのほか、トリケラトプス、ステゴサウルス、鳥脚類恐竜、竜脚類恐竜など、主に北米に生息していた恐竜の化石の展示が多数あります。

北米は、恐竜の化石の発掘が多い場所だそうで、カナダは恐竜大国だったのですね。恐竜以外にも、定番のマンモスの化石の展示もあります。

 

生物多様性

ロイヤルオンタリオ博物館

 

2階の中央から東側がバイオダイバーシティ、生物多様性の展示です。さまざまな生物の原寸大の剥製が展示されています。

馬やサイなどの大型動物から、小鳥などの小型動物が、リアルに再現されています。蜂の巣の中やコウモリの洞窟を覗くことができる展示もあります。

 

カナダ文化

ロイヤルオンタリオ博物館

 

1階の西側がカナダの展示。カナダ入植者や先住民の生活や服飾を紹介する展示です。カナダ先住民といえばトーテムポールを思い出しますが、西側の階段のあるところに、巨大なトーテムポールの展示もあります。

 

美術工芸品

1階東側と3階全体は古今東西の美術工芸品の展示になっています。

3階には、古代エジプトのミイラ、副葬品、石室の再現、古代ギリシアのアテネ・パルテノン神殿のアテナ像のレプリカや、古代ローマの胸像が並んでいる展示もあります。また、中東、アフリカ、ヨーロッパの展示もあります。

1階東側はアジアの展示になっていて、日本、中国、朝鮮の美術工芸品が展示されています。日本の展示では、浮世絵や甲冑もあります。

 

建物

ロイヤルオンタリオ博物館

 

ロイヤルオンタリオ博物館は、クリスタルをモチーフにした特徴ある外観をしています。

このクリスタルの外観、街中で眺めるとかなりインパクトがあります。街の主要な道路であるブロア通りを通っていて、突然これが現れるわけですから。

西側にドーム型広間・ロタンダがあり、そこのドーム天井のビザンティンモザイクは、きらびやかな色でとても美しく、一見の価値ありです。

なお、展示は時期によって異なり、今回ご紹介したものが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

ロイヤルオンタリオ博物館

 

ロイヤルオンタリオ博物館は、1914年に開館し、1955年まではトロント大学により運営されていました。2003年から2007年まで、建築家ダニエル・リベスキンド(Daniel Libeskind)の設計により、大規模な拡張・改修工事が行われました。拡張スペースは斬新なデザインで、ユニークなものになっています。日本、中国、韓国など、アジア地域の展示エリアも新たに作られました。自然史、科学、考古学、芸術など様々な分野にわたるコレクションの数は600万点で、カナダ最大規模です。

ロイヤルオンタリオ博物館は、昔ながらの博物館という感じはなく、定番の恐竜の化石の展示にしても、いろいろな色でライトアップしていたりして、見せ方が工夫されていると思いました。家族連れはもちろん、大人も十分楽しめるミュージアムです。人気があるのもうなずけます。

展示は時期によって異なり、今回ご紹介したものが展示されていないこともあります。

館内は、一部を除いて、写真撮影可ですが、フラッシュは禁止です。館内には、ミュージアムショップ、レストランがあります。お弁当持参の方向けのランチルームというのもあります。

展示は時期によって異なり、今回ご紹介したものが展示されていないこともあります。

ロイヤルオンタリオ博物館は、地下鉄ヤングーユニバーシティ線のミュージアム駅からすぐの場所にあります。このミュージアム駅は、その名のとおり、博物館をイメージさせる凝った造りになっています。

 

周辺は文教地区

ロイヤルオンタリオ博物館

 

ロイヤルオンタリオ博物館のあるトロントのダウンタウン北部は、クイーンズ公園を中心に、トロント大学、ガーディナー博物館、バータ靴博物館が集まっていて、トロント随一の文教地区になっています。

クイーンズ公園は、街の真ん中にある大きな公園で、木々が茂り、市民の憩いの場になっています。ここに限らずですが、トロント市内ではリスをよく見かけます。

トロント大学は、世界でも最大規模の大学の一つで、歴史を感じさせる石造りの建物が、緑のあふれるキャンパスに建っています。キャンパスには門や塀もなく、外部の人が普通に通り抜けできます。学生気分で散策するのも楽しいです。

ガーディナー博物館は、陶磁器の博物館です。ヨーロッパ、アジア、中南米、現代のコレクションを展示しています。スタイリッシュなデザインの建物です。バータ靴博物館は、世界でも珍しい、靴専門の博物館です。靴箱をイメージした特徴的な建物です。

 

今回はトロントにあるロイヤルオンタリオ博物館の見どころをご紹介しました。ではでは。