奈良観光のおすすめ5選

東大寺 旅行

こんにちは。すえちゃんです。

奈良は、かつて平城京として栄えた古都で、8 世紀まで遡る寺院があります。大仏のある東大寺、世界最古の木造建築のある法隆寺、興福寺、春日大社、薬師寺など、見どころも多く、奈良公園には鹿がたくさんいます。

今回はそんな奈良の見どころをご紹介します。

 

東大寺

東大寺

東大寺は、奈良公園内にある、華厳宗の大本山の寺院です。大仏殿は、奈良時代に建立された後、二度の焼失に遭い、現在の建物は江戸時代に建てられたものです。世界最大級の木造建築です。大仏殿内に安置されている大仏(盧遮那仏座像)は、高さ約15メートルで迫力があります。大仏殿内にある一本の柱には穴が空いていて、くぐり抜けると厄除けになるそうです。

南大門は鎌倉時代に建てられたもので、門の両脇には金剛力士像が立っています。法華堂(三月堂)は、東大寺の中では最古の建築物とされ、内部には御本尊である不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)をはじめ、奈良時代に造られた10体の仏像が並びます。その他、四天王像が安置されている戒壇堂、校倉造(あぜくらづくり)の建造物としても知られる宝物庫である正倉院があります。

 

法隆寺

法隆寺

法隆寺は、世界最古の木造建築として知られています。7世紀初め頃に聖徳太子が建立を発願したのが法隆寺の始まりと言われています。法隆寺の境内は、金堂や五重塔がある西院伽藍(さいいんがらん)と、夢殿のある東院伽藍(とういんがらん)に分かれます。

世界最古の木造建築である金堂は、飛鳥時代の様式を色濃く残す入母屋造りの建造物です。堂内にある御本尊、釈迦三尊像は飛鳥彫刻を代表する仏像です。五重塔も世界最古の木造建築です。金堂と五重塔の奥には、大講堂、大宝蔵院・百済観音堂があり、寺宝が収められています。

東院伽藍の夢殿は奈良時代に建てられた八角円堂です。堂内に安置されている御本尊、救世観音像は聖徳太子像とも言われています。

 

興福寺

興福寺

興福寺は、藤原氏の氏寺として栄えた、五重塔で有名な寺院です。猿沢池から眺める五重塔は奈良を代表する景観の一つです。五重塔は奈良時代に建立されましたが、五度もの被災と再建をくり返し、現在の塔は室町時代に建てられたものです。高さは約50メートルで、均整のとれた姿は迫力があります。

五重塔の北側には東金堂があり、内部には本尊である薬師如来像をはじめ仏像が並びます。さらに北側にあるのが国宝館で、阿修羅像が収められています。三つの顔と、六つの手を持つ三面六臂(さんめんろっぴ)の像は、奈良時代の天平彫刻の傑作として知られています。境内の中心部にあるのが、2018年に再建された中金堂です。

 

春日大社

春日大社

春日大社は、奈良公園にある、朱塗りの社殿で有名な、768年に建てられた神社です。春日造の本殿は、古代から20年に一度行われてきた式年造替によって美しさを保ち続けていて、世界遺産にも登録されています。一般の人は本殿に入って参拝することはできません。国宝殿では御神殿に納められてきた宝物を鑑賞できます。

 

薬師寺

薬師寺

薬師寺は、680年に飛鳥に建てられ、奈良時代になってから現在地へ移された法相宗の寺院です。金堂を挟むように、東塔、西塔の二つの塔が建っています。

東塔は当初から残る塔で、各層に裳階(もこし)と呼ばれる屋根が付いているため六重に見えますが、実際には三重塔です。西側に1981年に再建された西塔があります。

中央に1976年に再建された金堂があり、御本尊、薬師三尊像が安置されています。金堂の奥に2003年に再建された大講堂があり、弥勒(みろく)三尊像や仏足石・仏足跡歌碑が安置されています。

 

奈良あれこれ

興福寺

奈良公園には、本当に多くの鹿がいて、しかも人に慣れていて、鹿せんべい目当てに寄ってきます。今の日本で、たくさんの鹿が街中で普通に暮らしているのは不思議な感じです。

奈良国立博物館は、仏教美術を中心に所蔵する博物館です。コレクションは、絵画、彫刻、書跡、工芸、考古、中国古代青銅器に分かれます。寺院からの寄託が多いのが特徴で、幅広い展示になっています。

なお、おすすめした施設などは、時期によっては、利用できないこともあります。

今回は奈良の見どころをご紹介しました。ではでは。