こんにちは。すえちゃんです。
フランクフルト現代美術館は、フランクフルトにある、現代美術を所蔵する美術館です。コレクションには、ウォーホル「キャンベルのスープ缶」、リキテンスタイン「黄と緑の筆跡」といった作品があります。
今回はそんなフランクフルト現代美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
フランクフルト現代美術館(The Museum für Moderne Kunst)は、ドイツ・フランクフルトにある美術館です。1991年に開館しました。1960年代から現在に至るまでの4,000点以上の現代美術を所蔵しています。略称はMMK。
観ておきたい作品5選
フランクフルト現代美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。
イヴ・クライン「モノクローム・ブルー(IKB88)」
(1959年、絵画)
イヴ・クライン(Yves Klein、1928年-1962年)は、フランスの画家です。単色の作品を制作するモノクロニズムを代表する画家です。青を最も非物質的で抽象的な色だとして重用し、自ら理想的な顔料、インターナショナル・クライン・ブルーを開発しました。
フランシス・ベーコン「ヌード」
(1960年、油彩)
フランシス・ベーコン(Francis Bacon、1909年-1992年)は、アイルランド出身のイギリスの画家です。作品は、大部分が激しくデフォルメされ歪められた人間像です。
アンディ・ウォーホル「キャンベルのスープ缶」
(1962年、シルクスクリーン)
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928年-1987年)は、アメリカの画家で、マルチ・アーティストです。派手な色彩で同じ図版を大量に作れるシルクスクリーンを用い、有名人や商品など、アメリカに流布するシンボルを作品化し続けました。代表作は、「キャンベルのスープ缶」。
ゲルハルト・リヒター「歩行者」
(1963年、油彩)
ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter、1932年-)は、ドイツの抽象画家です。新聞や雑誌の写真を大きくカンバスに描き写し、画面全体をぼかした、フォト・ペインティングという手法を用いた作品を制作しています。
ロイ・リキテンスタイン「黄と緑の筆跡」
(1966年、油彩)
ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein、1923年-1997年)は、アメリカの画家です。ウォーホルらとともにポップアートの代表的な画家で、漫画の1コマを印刷のドットまで含めてキャンヴァスに拡大して描いた作品が有名です。代表作は、「た、たぶん」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

現代美術館は、フランクフルトの博物館通りにあるミュージアム群のなかの一つで、その名のとおり、現代美術に特化した美術館です。絵画のほか、写真やオブジェのコレクションも多くあります。収集家カール・ストローア(Karl Ströher)によるポップアートのコレクションが美術館の基礎になっています。
現代美術館の外観は、上から眺めて細長い三角形になっていて、特徴的な外観です。建物は、建築家ハンス・ホライン(Hans Hollein)による設計で、ピース・オブ・ケイク(ケーキの一片)とも呼ばれているそうです。夜間にライトアップされたケーキ型の建物の姿は、フランクフルトの摩天楼をバックにすると、とても幻想的です。
館内には、ミュージアムショップがあります。館内は写真撮影が可能ですが、フラッシュは禁止です。別館があり、共通チケットもあるようです。
フランクフルト博物館通り

フランクフルト博物館通りは、フランクフルトのマイン河岸にミュージアムが立ち並んでいることからそのように呼ばれています。シュテーデル美術館、応用美術館、映画博物館をはじめ、多くのミュージアムがあります。
シュテーデル美術館は、ヨーロッパ絵画の巨匠の作品から現代美術までを所蔵する美術館です。エイク「ルッカの聖母」、フェルメール「地理学者」といった作品があります。
今回はフランクフルトにあるフランクフルト現代美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。