足立美術館は、安来市にある、近代日本画、陶芸を中心に所蔵する美術館です。横山大観の日本有数のコレクションがあり、「紅葉」「雨霽る」があります。海外からも高く評価されている美しい庭園があります。
今回はそんな足立美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
足立美術館(Adachi Museum of Art)は、島根県・安来市にある、近代日本画、陶芸を中心に所蔵する美術館です。横山大観をはじめとする近代日本画や、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)の陶芸を中心に、約2,000点のコレクションがあります。広大な美しい庭園があり、見どころになっています。海外からも高く評価されていす。
観ておきたい作品5選
足立美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
横山大観「無我」
(1897、日本画)

横山大観(よこやまたいかん、1868年-1958年)は、日本の日本画家です。日本美術院の創立に参画、新しい日本画の創造に貢献しました。明治、大正、昭和と日本画壇をリードしました。代表作は、「紅葉」。
横山大観「紅葉」
(1931年、日本画)

川端龍子「愛染」
(1934年、日本画)

川端龍子(かわばたりゅうし、1885年-1966年)は、日本の日本画家です。洋画から日本画に転向した経歴を持ち、青龍社を設立して活動しました。大画面で大胆な作品を制作しました。代表作は、「愛染」。
横山大観「雨霽る(あめはる)」
(1940、日本画)

川合玉堂「春雨」
(1942年頃、日本画)

川合玉堂(かわいぎょくどう、1873年-1957年)は、日本の日本画家です。四条派と狩野派の調和を試みた作品が知られます。日本の自然と人々の素朴な生活に着目した作品を制作しました。代表作は、「行く春」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

足立美術館は、地元出身の実業家・足立全康のコレクションをもとにした美術館です。質、量ともに日本有数の横山大観の作品は120点にのぼり、コレクションの柱となっています。
庭園は5万坪あり、「枯山水庭(かれさんすいてい)」は、石、砂、苔などで山水を表現しています。横山大観「白沙青松(はくさせいしょう)」がモチーフの「白砂青松庭」など、さまざまな庭園があります。アメリカの専門誌の日本庭園ランキングで、2003年から連続して日本一に輝くなど、海外でも高い評価を得ています。

館内には、ミュージアムショップ、カフェ、茶室があります。館内は、写真撮影は不可ですが、庭園は可能です。
JR安来駅から無料シャトルバスが出ています。
今回は安来市にある足立美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。