映画「かもめ食堂」ロケ地巡り!フィンランドのヘルシンキが舞台

アカデミア書店 旅行

映画「かもめ食堂」は、小林聡美主演の、何気ない日常を静かに描く作品です。2006年に公開されたこの映画は、フィンランドのヘルシンキが舞台で、その界隈に実際にあるお店や広場が物語の随所に登場します。北欧の美しい街並みや豊かな自然も印象的な映画です。

今回は映画「かもめ食堂」のヘルシンキ・ロケ地をご紹介します。

 

どんな映画?

ハカニエミ・マーケットホール

映画「かもめ食堂」は、2006年に公開された日本映画です。監督は荻上直子、主演は小林聡美。舞台はフィンランドのヘルシンキ。小林聡美が演じる主人公のサチエは、日本人として現地で小さな食堂を営みます。最初は客足が伸びませんが、個性豊かな人々との出会いを重ねるうちに、食堂には少しずつ温かな時間が流れ始めます。おにぎりやシナモンロールが、人と人を自然につないでいきます。大きな事件は起こりません。何気ない日常を静かに描く作品です。

 

かもめ食堂

かもめ食堂

映画の中心となる「かもめ食堂」のモデルになった実在の食堂は、「ラヴィントラ・カハヴィラ・スオミ(Ravintola Kahvila Suomi)」です。映画では外観のみが使用されました。サチエが店を開き、少しずつ常連客を迎える食堂として印象的に登場します。

かもめ食堂

食堂はその後、日本人経営者による「ラヴィントラ・カモメ(Ravintola Kamome)」となり、さらに2025年以降は、別の日本人経営者による「キズナ(KIZUNA)」というお店になっています。現在も昔ながらの雰囲気が残っています。映画の空気を最も身近に感じられる場所です。

所在地はPursimiehenkatu 12です。ヘルシンキ中央駅からトラム1・3・6系統などを利用し、最寄り駅から徒歩約5分。周辺はデザインショップや個性的なカフェが集まるエリアです。

 

アカデミア書店

アカデミア書店

ヘルシンキ中心部のアカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)は、サチエたちが本を探したりする場面で使われました。建物は建築家アルヴァ・アアルトの設計です。天窓から差し込む柔らかな光が印象的です。北欧デザインを代表する空間としても高く評価されています。

アカデミア書店は、Pohjoisesplanadi 39にあります。ヘルシンキ中央駅から徒歩5分ほどのところにあります。周辺にはアテネウム美術館があります。

 

カフェ・アアルト

カフェ・アアルト

アカデミア書店に併設されたカフェ・アアルト(Café Aalto)は、サチエとミドリが出会う場面に登場します。映画では落ち着いた雰囲気が丁寧に描かれています。店内にはアアルトが手掛けた家具が並びます。北欧らしい居心地の良さを味わえるカフェです。

カフェ・アアルトはアカデミア書店の2階にあります。

 

ハカニエミ・マーケットホール

ハカニエミ・マーケットホール

ハカニエミ・マーケットホール(Hakaniemen Kauppahalli)は、サチエたちが食材を買い求める場面で登場します。新鮮な魚介や野菜などが並びます。地元の人々の日常が感じられる場所です。映画では、ヘルシンキの暮らしを象徴する風景として印象的に使われています。

ハカニエミ・マーケットホールは、Hämeentie 1にあります。ヘルシンキ中央駅から地下鉄で約3分。ハカニエミ駅からすぐの場所にあります。トラムやバスでもアクセスできます。周辺にはハカニエミ広場があります。

 

ウルヨンカツの公共プール

ウルヨンカツの公共プール

ウルヨンカツの公共プール(Yrjönkadun Uimahalli)は、サチエがゆったりとした時間を過ごす場面のロケ地です。1928年開業の歴史ある屋内プールで、クラシックな内装が特徴です。映画では静かな時間が流れるヘルシンキらしい空間として描かれています。

ウルヨンカツ公共プールは、Yrjönkatu 21 Bにあります。ヘルシンキ中央駅から徒歩約10分です。周辺はショッピング街で、フォーラムやストックマン百貨店などの大型商業施設があります。

 

映画「かもめ食堂」のロケ地巡りは、ヘルシンキの日常や北欧デザイン、豊かな自然に触れる旅でもあります。ヘルシンキの街中を歩けば、映画の主人公たちが過ごした穏やかな時間を追体験できます。

 

ヘルシンキ

ヘルシンキ

フィンランドの首都ヘルシンキは、美しい街並みと豊かな自然が調和する都市です。歴史ある建築と洗練されたデザイン文化があります。街はコンパクトにまとまっていて、徒歩や公共交通機関で観光できます。

旅の起点となるのがヘルシンキ中央駅です。重厚な岩造りの建物です。駅前からは市内各地へ向かうトラムが発着します。路線が充実しているため、主要な観光地への移動も快適です。車窓から眺める港町の風景も旅の楽しみになります。

街を代表する名所が白亜のヘルシンキ大聖堂です。緑色のドームが青空によく映えます。大聖堂の前には元老院広場が広がります。周囲には歴史ある建物が並びます。整然とした景観はヘルシンキを象徴する風景です。

港近くの高台にはウスペンスキー寺院があります。赤レンガと黄金色のドームが印象的です。北欧最大級のロシア正教会として知られています。内部には美しいイコンが飾られています。

現代建築を代表するのがカンピ礼拝堂です。木の温もりを活かした円形の建物です。都会の中心にありながら静寂に包まれています。一方、岩盤をくり抜いて造られたテンペリアウキオ教会も見逃せません。自然と建築が調和した独創的な空間です。優れた音響でも知られています。

緑豊かな遊歩道に彫刻の並ぶエスプラナーディ公園。周囲にはカフェやショップも立ち並びます。市民や旅行者の憩いの場として親しまれています。

港からフェリーで気軽に訪れることのできるスオメンリンナ島。18世紀に築かれた海上要塞です。歴史と自然を同時に満喫できるスポットです。

港に面したマーケット広場は活気あふれる市場です。新鮮な果物や野菜が並びます。隣接するオールド・マーケットホールには、老舗の食品店やカフェが集まります。

作曲家シベリウスを記念したシベリウス公園。金属パイプを組み合わせた独創的なモニュメントが有名です。

 

今回は映画「かもめ食堂」のヘルシンキ・ロケ地をご紹介しました。ではでは。

「かもめ食堂」
監督 荻上直子
出演 小林聡美 片桐はいり ほか
2006年日本 2006年日本公開 コメディ