横浜|横浜美術館|観ておきたい作品5選

横浜美術館 アート

こんにちは。すえちゃんです。

横浜美術館は、横浜市にある、近現代絵画を所蔵する美術館です。モロー「岩の上の女神」、デルヴォー「階段」といったコレクションがあり、石造りのシンメトリーな外観、広く開放的な吹き抜けが特徴です。

今回はそんな横浜美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

横浜美術館(Yokohama Museum of Art)は、神奈川県・横浜市のみなとみらいにある美術館です。ヨーロッパ近代美術と日本近代美術の相互影響をテーマとして、作品を収集しています。また、横浜が日本の写真発祥の地と言われていることから写真部門も設けられていて、写真のコレクションにも力を入れているのが特徴です。

 

観ておきたい作品5選

横浜美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。

 

ギュスターヴ・モロー「岩の上の女神」

(1890年頃、水彩)

モロー
(部分)

 

ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau、1826年-1898年)は、フランスの象徴主義の画家です。聖書や神話が題材の幻想的な作風で知られます。19世紀末の芸術家に多大な影響を与え、象徴主義の先駆者とされています。代表作は、「オイディプスとスフィンクス」。

 

ポール・セザンヌ「ガルダンヌから見たサント・ヴィクトワール山」

(1892–95年、油彩)

セザンヌ
(部分)

 

ポール・セザンヌ(Paul Cézanne、1839年-1906年)は、フランスの後期印象派の画家です。当初は印象派として活動していましたが、その後、独自の絵画を探求し、20世紀美術に大きな影響を与えました。代表作は、「大水浴図」。

 

パウル・クレー「攻撃の物質、精神と象徴」

(1922年、水油彩)

クレー
(部分)

 

パウル・クレー(Paul Klee、1879年-1940年)は、スイス出身のドイツの画家です。ドイツ表現主義やキュビスムの影響を受けつつ、非常に独特な抽象絵画を制作しました。カンディンスキーとともに青騎士のグループを結成し、バウハウスでも教官を務めました。代表作は、「R荘」。

 

ワシリー・カンディンスキー「網の中の赤」

(1927年、油彩)

ワシリー・カンディンスキー(Wassily Wassilyevich Kandinsky、1866年-1944年)は、ロシア出身の画家です。抽象絵画の創始者とされ、ドイツ、フランスでも活躍しました。美術理論家で、ミュンヘンで青騎士グループを結成し、バウハウスでは教官を務めました。代表作は、「即興・渓谷」。

 

ポール・デルヴォー「階段」

(1948年、油彩)

ポール・デルヴォー(Paul Delvaux、1897年-1994年)は、ベルギーのシュルレアリスムの画家です。作品は、静寂の中に幻想的な世界が広がる独自の夢の世界を表現しています。無表情な裸の女性、拡大鏡で何かを観察している学者、駅、骸骨が多く描かれます。代表作は、「こだま、街路の神秘」。

 

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

横浜美術館

 

1989年に横浜博覧会のパビリオンとして開館して、博覧会終了後に美術館として開館しました。みなとみらいのグランモール公園沿いにあります。石造りのシンメトリーな外観の建物は、日本を代表する建築家である丹下健三の設計によるもので、広々とした吹き抜けがあります。

横浜美術館は、企画展がメインになるかと思いますが、常設展示もなかなか充実していて、19世紀以降のヨーロッパ絵画の名作が展示されていたりします。

 

横浜美術館

 

横浜美術館は、みる、つくる、まなぶが体験できる施設を標榜しています。子どものアトリエは、表現と創作体験を通じた教育を目的とした設備です。光と音のスタジオ、プレイルーム、クラフトルームなどのスペースを備えています。市民のアトリエは、市民が創作体験する場として、絵画制作、陶芸・彫塑、版画作成が行える各スタジオを備えています。

館内には、カフェ、ミュージアムショップがあります。館内は、一部を除いて写真撮影可ですが、フラッシュは禁止です。

横浜美術館は、すぐ近くが地下鉄みなとみらい駅の出口になっていて、アクセス抜群です。周辺には、カフェ、レストラン、ショッピングモールがあります。みなとみらい地区にあるので、ランドマークタワー、パシフィコ横浜、よこはまコスモワールド、横浜赤レンガ倉庫など、観光スポットが盛りだくさんです。

 

今回は横浜市にある横浜美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。