ベトナム美術博物館は、ハノイにある、ベトナム美術を所蔵するベトナム最大級の美術館です。コレクションには、ハム・ギ「デリー・イブラヒムの丘陵」、トー・ゴック・ヴァン「二人の少女と少年」があります。
今回はそんなベトナム美術博物館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
ベトナム美術博物館(Vietnam National Museum of Fine Arts)は、ベトナム美術を所蔵する美術館です。6000点に及ぶ美術作品を所蔵するベトナム最大級の美術館です。常設展示では、2000点以上の美術作品が展示されていて、ベトナム美術の変遷がわかります。
観ておきたい作品5選
ベトナム美術博物館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
千手千眼観音像(16世紀)

16世紀に建設されたホイハー寺に安置されていた像を本美術館に移し、修復したものです。
ハム・ギ「デリー・イブラヒムの丘陵」
(1908年、油彩)

ハム・ギ(1872-1944年)は、ベトナム・グエン朝の8代皇帝です。フランス植民地時代にフランス軍に捕らえられ、送られたアルジェリアで絵画と彫刻を学び、多くの作品を残しました。代表作は、「デリー・イブラヒムの丘陵」。
トー・ゴック・ヴァン「二人の少女と少年」
(1944年、油彩)

トー・ゴック・ヴァン(1906-1954年)は、ベトナムの画家です。ベトナム近代絵画を切り開いた画家の一人として知られます。代表作は、「二人の少女と少年」。
トー・ゴック・ヴァン「若い女性と蓮」
(1944年、油彩)

トラン・ヴァン・カン「トゥイの妹」
(1943年、油彩)
トラン・ヴァン・カン(1910-1994年)は、ベトナムの画家です。20世紀のベトナム美術を代表する画家です。代表作は、「トゥイの妹」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

美術館は本館と別館に分かれ、本館1階は先史時代から19世紀までの仏教美術、2階は近代絵画、3階はグラフィックアートが展示されています。別館は、地下に陶磁器、2~3階に現代美術が展示されていて、1階は企画展示のためのスペースです。
フランス領時代に政府官吏の子弟のための寄宿舎だった建物を改装し1966年に開館。館内にはミュージアムショップ、カフェがあります。ハノイ駅の北側エリア、文廟の近くにあります。
ハノイ

ハノイは、ベトナムの歴史と文化が残る都市です。市内の見どころには、旧市街、ホーチミン廟、文廟、ホアンキエム湖があります。
旧市街は、ハノイ北部にある、古い町並みが残っているエリアです。ベトナム王朝時代から商業地区として賑わってきました。ドンスアン市場があり、ハノイ最大のナイトマーケットが開催されます。ドンスアン市場は、食料品や雑貨がそろうハノイ最大級の屋内型市場です。ナイトマーケットは、食事や雑貨の数百もの屋台が並ぶ市場です。ドンスアン市場からハンダオ通りで、週末に開催されます。
ホーチミン廟は、ベトナム建国の父と呼ばれるホー・チ・ミン国家主席を祀っている、総大理石造りの巨大な廟です。廟の前にはバーディン広場があります。
文廟は、タンロン遺跡周辺にある、孔子を祀った霊廟です。1070年に創建された長い歴史を持つ霊廟です。石造りの三関門、文廟門(ぶんびょうもん)や、二重の楼門、奎文閣(けいぶんかく)が見どころです。
ホアンキエム湖は、ハノイ市街の中心にある、外周が2キロくらいの湖です。玉山祠や、
ベトナム王朝の初代皇帝の像のあるリータイトー公園があります。玉山祠は、ホアンキエム湖にあるゴックソン島と呼ばれる小さな島に建つ祠です。文、武、医の神が祀られています。正殿内に体長2メートルの巨大な亀のはく製があります。15世紀の戦争時に神の剣を持ち帰ったという還剣(ホアンキエム)伝説に登場する大亀と言われています。
今回はベトナム・ハノイにあるベトナム美術博物館の見どころをご紹介しました。ではでは。