こんにちは。すえちゃんです。
ヴェルサイユ宮殿は、歴史の舞台にもなった、広大で豪華な宮殿です。ルイ14世により作られた建物には贅沢な装飾が施され、鏡の間は特に有名。幾何学的に植栽された広大な庭園、大小のトリアノン宮殿があります。
今回はそんなヴェルサイユ宮殿の見どころをご紹介します。
宮殿
宮殿は、王の居室群、王の寝室、王妃の居室、礼拝堂、オペラ劇場などから構成されていますが、それらすべての部屋に豪華を極めた装飾がなされています。
宮殿の設計は建築家ル・ヴォーによるもの。王の居室群の天井には画家ル・ブランの手による天井画が描かれています。
豪華な内装を誇る宮殿の中でも、最大の見どころは鏡の回廊です。70メートルを超える回廊の壁一面に、当時はとても高価だった鏡が張り込まれています。
庭園
宮殿の奥に庭園が広がっています。庭師ル・ノートルが設計した庭園内には、幾何学的に配置された植栽、いくつもの池、運河、噴水があります。面積は800ヘクタール以上あり、くまなく回ったら1日かかるかもしれません。ルイ14世自身が考案したおすすめ散策コースというのがあるそうです。
トリアノン宮殿
トリアノン宮殿は、庭園内にある離宮です。運河の近くにあるグラン・トリアノンとそれより奥まったところにあるプティ・トリアノンがあります。王家の人々の息抜きの場所であったものですが、大理石の回廊や離れにある王妃の劇場などもあり、豪華です。
さらに奥まったところにある王妃の村里は、マリー・アントワネットがその子供たちと疑似農村生活を送るために作られたものです。王妃の家は、外観は質素ですが内部は豪華。
あれこれ
ヴェルサイユ宮殿はフランスでも有数の観光スポットですので、入場が長蛇の列になります。優先入場をうたっている現地ツアーを利用するのも良いでしょう。
ヴェルサイユ宮殿の建設構想のもととなったのが、パリ郊外にあるヴォー・ル・ヴィコント城です。ルイ14世の財務卿をしていた二コラ・フーケが建設したもので、主要なスタッフはヴェルサイユ宮殿と同じです。ヴェルサイユ宮殿のもととなったエッセンスが詰まっている宮殿です。
パリ郊外のイル・ド・フランス地域は、フランス国王の直轄地であったため、歴代の王が建設し、過ごした城館がいくつも点在しています。有名どころで、サン・ジェルマン・アン・レー城、シャンティイ城、フォンテーヌブロー城、ランブイエ城などがあります。
ヴェルサイユ宮殿は、ウイーンのシェーンブルン宮殿、サンクトペテルブルクのエルミタージュ宮殿とともに、世界三大宮殿といわれています。
なお、おすすめした施設などは、時期によっては、利用できないこともあります。
今回はフランス・パリ近郊にあるヴェルサイユ宮殿の見どころをご紹介しました。ではでは。