サンフランシスコ|サンフランシスコ近代美術館|観ておきたい作品5選

サンフランシスコ近代美術館 アート

こんにちは。すえちゃんです。

サンフランシスコ近代美術館は、サンフランシスコにある、近現代美術を所蔵する美術館です。オキーフ「ブラック・プレイス」、ウォーホル「3人のエルビス」といった現代アメリカに力点を置いたコレクションです。

今回はそんなサンフランシスコ近代美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

サンフランシスコ近代美術館(San Francisco Museum of Modern Art)は、アメリカ・サンフランシスコのダウンタウンにある、近現代美術を中心に所蔵している美術館です。アメリカ西海岸で初めての20世紀以降の美術作品のみを所蔵する美術館です。

ヨーロッパよりもアメリカに力点を置いたコレクションは、33,000点以上で、アメリカ西海岸では最大級の規模を誇ります。絵画のほか、写真、オブジェも多くあります。ニューヨーク近代美術館(MoMA)と区別するため、SFMoMAと呼ばれています。

 

観ておきたい作品5選

サンフランシスコ近代美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。

 

アンリ・マティス「帽子の女」

(1905年、油彩)

アンリ・マティス(Henri Matisse、1869年-1954年)は、フランスの画家です。フォーヴィスムの代表画家です。色彩の魔術師とも言われています。彫刻、版画も手がけました。代表作は、「ピアノのレッスン」。

 

フランツ・マルク「山々」

(1911-12年、油彩)

マルク
(部分)

 

フランツ・マルク(Franz Marc、1880年-1916年)は、ドイツの画家です。動物や森をモチーフとして、現実の色彩からかけ離れた鮮やかな色彩にあふれた作品を残しました。ミュンヘンで結成されたドイツ表現主義のグループである青騎士の中心メンバーです。代表作は、「チロル」。

 

パウル・クレー「精霊が用意する朝食」

(1920年、リトグラフと水彩)

クレー
(部分)

 

パウル・クレー(Paul Klee、1879年-1940年)は、スイス出身のドイツの画家です。ドイツ表現主義やキュビスムの影響を受けつつ、非常に独特な抽象絵画を制作しました。カンディンスキーとともに青騎士のグループを結成し、バウハウスでも教官を務めました。代表作は、「R荘」。

 

ジョージア・オキーフ「ブラック・プレイス」

(1944年、油彩)

ジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe、1887年-1986年)は、アメリカの画家です。抽象絵画を描いた最初期の画家と言われます。画面いっぱいに拡大した花を描いた作品や、牛の頭蓋骨をシンボル的に描いた作品が有名です。代表作は、「サマー・デイズ」。

 

アンディ・ウォーホル「3人のエルビス」

(1963年、シルクスクリーン)

アンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928年-1987年)は、アメリカの画家で、マルチ・アーティストです。派手な色彩で同じ図版を大量に作れるシルクスクリーンを用い、有名人や商品など、アメリカに流布するシンボルを作品化し続けました。代表作は、「キャンベルのスープ缶」。

 

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

サンフランシスコ近代美術館

 

サンフランシスコ近代美術館は、1935年に開館しました。1995年にSoMA(サウス・オブ・マーケット)地区の現在の場所に移転していますが、その際に、建築家マリオ・ボッタ(Mario Botta)による特徴的なデザインになりました。2013年からさらなる拡張工事が行われ、2016年に再開館しています。

サンフランシスコ近代美術館は、外観も特徴的で、一目で美術館とわかります。全体的に余裕を持った造りで、解放的な空間となっています。

インテリア自体がアートになっていて、館内に見どころがたくさんあります。彫刻の庭、リビング・ウォール、館内いたるところにあるモニュメントが楽しめます。

館内には、ミュージアムショップ、カフェ、レストランがあります。館内は写真撮影が可能ですが、フラッシュは禁止です。

 

ダウンタウンの中心

サンフランシスコ近代美術館

 

サンフランシスコ近代美術館は、サンフランシスコのダウンタウンの中心部にあります。

交通システム・バートやミュニメトロのパウエル・ストリート駅周辺が、市内の交通網の中心になっていて、ケーブルカーの起点にもなっています。

この周辺に、サンフランシスコ近代美術館、ユニオンスクエア、巨大なショッピングモールのウエストフィールドやメトレオン、グレース大聖堂、チャイナタウンがあります。

特に、サンフランシスコ近代美術館のあるエリアは、市内でもアート関係施設が多いSoMA地区と言われています。この地区は、アート・テクノロジーセンターのチルドレンズ・クリエイティビティ・ミュージアム、ヤーバ・ブエナ・ガーデンなど、楽しめるスポットがたくさんあります。

サンフランシスコの名物となっているケーブルカー。サンフランシスコ市内は坂が多く、市内移動ではケーブルカーの利用がとても便利です。

ケーブルカー自体が観光名物にもなっているので、けっこう混んでいます。乗るためには、並んで待つ必要があります。ケーブルカーが街中を走っている姿だけでも、絵になります。

 

今回はサンフランシスコにあるサンフランシスコ近代美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。