パリ|オランジュリー美術館|観ておきたい作品5選

オランジュリー美術館 アート

こんにちは。すえちゃんです。

オランジュリー美術館は、パリにある、印象派を中心に所蔵する美術館です。2つの楕円形の部屋を使ったモネ「睡蓮」の連作の展示は圧巻です。ルノワール「風景の中の裸婦」といった作品もあります。

今回はそんなオランジュリー美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)は、フランス・パリのテュイルリー公園にある、印象派からエコール・ド・パリあたりまでの作品を収蔵している美術館です。オレンジの温室だった建物を改築した美術館で、楕円形をした二つの大きな部屋の壁全面にクロード・モネの「睡蓮」の連作が展示してある部屋は圧巻です。

 

観ておきたい作品5選

オランジュリー美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。

 

オーギュスト・ルノワール「冬景色」

(1875年、油彩)

ルノワール
(部分)

 

オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年-1919年)は、フランスの印象派の画家です。後年は作風が変わり、後期印象派の画家とも言われます。代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。

 

オーギュスト・ルノワール「風景の中の裸婦」

(1883年、油彩)

ルノワール
(部分)

 

クロード・モネ「黄昏のサン・ジョルジョ・マッジョーレ」

(1908年、油彩)

モネ
(部分)

 

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。

 

クロード・モネ「睡蓮」の連作

(1914-26年、油彩)

モネ

 

オランジュリー美術館は、設立の経緯もあって、印象派の作品の中でも特にクロード・モネの代表作である「睡蓮」の連作に力を入れた展示をしています。展示は8作品からなり、楕円形をした二つの大きな部屋の壁全面に展示されています。

この「睡蓮」の部屋は圧巻で、それぞれの楕円形をした部屋の壁に、パノラマ写真のような横長の「睡蓮」の絵が4点ずつ展示されています。

 

アメデオ・モディリアーニ「ポール・ギョームの肖像」

(1915年、油彩)

アメデオ・モディリアーニ「ポール・ギョームの肖像」
(部分)

 

アメデオ・モディリアーニ(Amedeo Clemente Modigliani、1884年-1920年)は、イタリアの画家です。エコール・ド・パリの画家の一人です。作品は肖像画と裸婦画がほとんどで、顔と首が長く、目に瞳を描かないことが多いのが特徴です。代表作は、「ジャンヌ・エビュテルヌ」。

 

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

オランジュリー美術館

 

オランジュリー美術館は、19世紀末から20世紀初頭にかけての、印象派からエコール・ド・パリあたりまでのヨーロッパ絵画を所蔵しています。美術館の規模としてはオルセー美術館より小さめですが、印象派が好きな人には外せない美術館です。

建物はテュイルリー公園内のセーヌ川に面して建っています。もともとはテュイルリー宮殿のオレンジ温室だったものが、1927年に、モネの「睡蓮」の連作を展示するために美術館として整備されたものです。

 

オランジュリー美術館

 

オランジュリー美術館は、ガラス面の多い長細い温室といった外観で、もともと、オレンジの木の温室だったというのもうなずけます。内部は採光が効果的に活かされた現代的なデザインになっています。

館内には、ミュージアムショップ、カフェがあります。館内は写真撮影が可能ですが、フラッシュは禁止です。

オランジュリー美術館は、オルセー美術館と運営主体が同じで、チケットもオルセー美術館と共通のものがあります。セーヌ川を橋で渡れば、簡単にオルセー美術館と行き来ができます。

 

今回はパリにあるオランジュリー美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。