こんにちは。すえちゃんです。
埼玉県立近代美術館は、さいたま市にある、埼玉県ゆかりの作品を中心に所蔵する美術館です。シャニック「アニエールの河岸」、モネ「ジヴェルニーの積みわら」といった有名作品や名作椅子の数々も展示されています。
今回はそんな埼玉県立近代美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
埼玉県立近代美術館(The Museum Of Modern Art, Saitama)は、埼玉県・さいたま市の北浦和公園にある美術館です。埼玉県ゆかりの近代美術作品を中心に、それに影響を与えた国内外の作品も所蔵しています。椅子の美術館としても知られていて、館内では数多くの名作椅子が展示されています。そのうちのいくつかには実際に座ることができます。略称はMOMAS。
観ておきたい作品5選
埼玉県立近代美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。
ポール・シャニック「アニエールの河岸」
(1885年、油彩)

ポール・シニャック(Paul Victor Jules Signac、1863年-1935年)は、新印象派のフランスの画家です。スーラとともに新印象派の代表的画家です。作品は、点描技法をもとに、筆触もより長く大きくし、暖色が多用されているのが特徴です。代表作は、「サン・トロペ港」。
クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら」
(1888‐89年、油彩)

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。
オーギュスト・ルノワール「三人の浴女」
(1917年、油彩)

オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年-1919年)は、フランスの印象派の画家です。後年は作風が変わり、後期印象派の画家とも言われます。代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
モイズ・キスリング「リタ・ヴァン・リアの肖像」
(1927年、油彩)

モイズ・キスリング(Moïse Kisling、1891年-1953年)は、ポーランド出身のエコール・ド・パリの画家です。風景画、静物画、肖像画を制作していますが、その中でもメランコリックな女性の肖像画が特徴的です。代表作は、「モンパルナスのキキ」。
ジュール・パスキン「眠る裸婦」
(1928年、油彩)

ジュール・パスキン(Jules Pascin、1885年-1930年)はブルガリア出身のエコール・ド・パリの画家です。パリのモンパルナスでは、派手な生活を送り、モンパルナスの王子と呼ばれていたそうです。代表作は、「ルーシー・クローグの肖像」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

埼玉県立近代美術館は、移転した埼玉大学跡地に整備された北浦和公園内に、1982年に開館しました。なお、1950年代から60年代にかけて、事実上の前身の埼玉県立美術館が別所沼にあったようです。特徴的な建物は建築家黒川紀章の設計です。
埼玉県立近代美術館は、椅子の美術館としても知られていて、館内では、いろいろな名作椅子が展示されています。その中のいくつかには実際に座ることができます。

館内には、ミュージアムショップ、レストランがあります。
埼玉県立近代美術館は、北浦和公園の中にあります。JR北浦和駅からすぐの便利な場所にあります。
今回はさいたま市にある埼玉県立近代美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。