こんにちは。すえちゃんです。
ザルツブルク近代美術館は、ザルツブルクのメンヒスベルクの丘にある、現代美術を中心に所蔵する美術館です。コレクションには、クリムト「白樺のある風景」、ヴァイタル「寝屋」といった作品があります。
今回はそんなザルツブルク近代美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
ザルツブルク近代美術館(Museum der Moderne Salzburg)は、オーストリア・ザルツブルクのメンヒスベルクの丘の上にある美術館です。1983年に開館した旧市街にあるルペルチニウム近代美術館(Museum der Moderne Rupertinum)と2004年に開館したメンヒスベルク近代美術館(Museum der Moderne Mönchsberg)で一つの美術館を構成しています。国内外の美術を紹介するとともに、オーストリアの現代美術の発表の場となっています。
観ておきたい作品5選
ザルツブルク近代美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。
グスタフ・クリムト「白樺のある風景」
(1903年、油彩)
グスタフ・クリムト(Gustav Klimt、1862年-1918年)は、オーストリアの画家です。クリムトの作品は、裸婦、妊婦、セックスといった赤裸々で官能的なテーマが特徴です。黄金の時代と言われる時期の作品には金箔が多用されています。代表作は、「接吻」。
アンドレアス・ジークマン「トリクル・ダウン」
(2007年、オブジェ)
アンドレス・ジークマン(Andreas Siekmann、1961年-)は、ドイツの芸術家です。絵画、オブジェ、映画を制作しています。
ノット・ヴィタル「寝屋」
(2009年、オブジェ)
ノット・ヴィタル(Not Vital、1948年-)は、スイスの芸術家です。1970年代以降、アメリカ、ニジェール、イタリア、中国、スイスで活動しています。建築と彫刻を融合した構造物を制作しています。
クリスチャン・フッツィンガーの作品群
クリスチャン・フッツィンガー(Christian Hutzinger、1966年-)は、オーストリアの画家です。ペインティング、コラージュ、ウォールペインティングを制作しています。作品には、カプセル、丸、チューブ型をした色の形が描かれます。
イミ・クネーベルの作品群
イミ・クネーベル(Imi Knoebel、1940年-)はドイツの画家です。抽象的な絵画で知られ、ナイフカットの技法を多用。リヒターらとともに、ドイツの現代美術を代表する画家と言われています。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ
ザルツブルク近代美術館は、20世紀以降の美術を中心に所蔵する美術館です。コレクションには、絵画のほか、オブジェや写真があります。ザルツブルク近代美術館の設立の契機となったのは、画商フリードリヒ・ヴェルツ(Friedrich Maximilian Welz)からのコレクションの寄贈でした。
建物は、建築家フリードリヒ・ズウィンク(Friedrich Hoff Zwink)の設計によるもので、外壁はウンタースベルク産の大理石が使用されています。建物は、まさに白亜の殿堂といった感じです。
館内には、レストラン、ミュージアムショップがあります。
ザルツブルク近代美術館は、メンヒスベルクの丘の上の旧市街を見下ろせる場所にあります。旧市街から、メンヒスベルクのエレベーターを使って丘の上まで登ります。美術館のテラスからの眺望は抜群です。
今回はザルツブルクにあるザルツブルク近代美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。