サンフランシスコ|リージョン・オブ・オナー美術館|観ておきたい作品5選

リージョンオブオナー美術館 アート

こんにちは。すえちゃんです。

リージョン・オブ・オナー美術館は、サンフランシスコにある、ヨーロッパ美術を中心に所蔵する美術館です。ルーベンス「貢の銭」、マネ「帽子屋」といったコレクションがあります。フランスの宮殿風の建物です。

今回はそんなリージョン・オブ・オナー美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

リージョン・オブ・オナー美術館(California Palace of the Legion of Honor)は、アメリカ・サンフランシスコのリンカーンパークにある、ヨーロッパ美術のコレクションでは、アメリカでも有数の規模の美術館です。古代遺跡から20世紀までの、絵画や彫刻などの幅広いコレクションを誇ります。ゴールデンゲート・パークにあるデ・ヤング美術館と、運営主体が同じで、リージョン・オブ・オナー美術館がヨーロッパ美術全般、デ・ヤング美術館がアメリカ美術のコレクションとなっています。

 

観ておきたい作品5選

リージョン・オブ・オナー美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。

 

エル・グレコ「聖ヨハネ」

(1600年頃、油彩)

グレコ
(部分)

 

エル・グレコ(El Greco、1541年-1614年)は、ギリシャ出身の画家です。エル・グレコの名は、イタリア語でギリシャ人の意味です。ルネサンス後期のマニエリスムの巨匠として知られ、プラド美術館にはグレコの作品が多数あります。代表作は、「オルガス伯の埋葬」。

 

ルーベンス「貢の銭」

(1610-15年頃、油彩)

ルーベンス
(部分)

 

ルーベンス(Peter Paul Rubens、1577年-1640年)は、ベルギー(フランドル)のバロック期の画家です。大規模な工房を経営し、肖像、風景、歴史といった様々なジャンルの絵画作品を残しました。代表作は、「メリー・ド・メディシス、マルセイユ上陸」。

 

レンブラント「ジョリス・ド・カウレリ」

(1632年、油彩)

レンブラント
(部分)

 

レンブラント(Rembrandt Harmenszoon van Rijn、1606年-1669年)は、オランダのバロック期の画家です。大画面と、光と影の明暗を明確にする技法が特徴です。大規模な工房で大量の作品を制作したため、作品には常に真贋問題がつきまといました。代表作は、「夜警」。

 

エドアール・マネ「帽子屋」

(1881年、油彩)

マネ
(部分)

 

エドアール・マネ(Édouard Manet、1832年-1883年)は、フランスの写実主義の画家で、印象派の先駆者と言われます。当時のパリの風景や人物を、伝統的な絵画の約束事にとらわれずに描き出して、絵画界にスキャンダルを巻き起こしました。代表作は、「オランピア」。

 

クロード・モネ「大運河」

(1881年、油彩)

モネ
(部分)

 

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。

 

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

リージョンオブオナー美術館

 

リージョン・オブ・オナー美術館の建物は、1924年、パリにあるレジオン・ド・ヌール宮殿を模して建設されたものです。リンカーンパーク内の、ゴールデンゲート・ブリッジと太平洋を望む、絶好のロケーションにあります。

美術館の建設とコレクションの収集は、会社経営者の妻アルマ・シュプレケル(Alma de Bretteville Spreckels)によるものです。彼女が特にオーギュスト・ロダンと親しかったため、美術館には100点以上のロダンの彫刻や素描があります。建物の外には、オーギュスト・ロダン「考える人」が展示されています。

館内は写真撮影可です。館内にはミュージアムショップ、カフェがあります。ゴールデンゲート・パークにあるデ・ヤング美術館と、運営主体が同じで、どちらかの美術館に入館すれば、その日のうちは、無料で入館できます。

 

ゴールデンゲート・ブリッジ

ゴールデンゲートブリッジ

 

リージョン・オブ・オナー美術館は、ゴールデンゲート・ブリッジと太平洋の絶景が眺められる、とても恵まれたロケーションなのですが、ダウンタウンからは結構離れています。

ゴールデンゲート・ブリッジは、サンフランシスコのシンボルであり、世界で最も有名な橋でしょう。過去、数々の映画にも登場してきたこの橋は、1937年にエンジニアのジョセフ・ストラウスにより建設されたものです。ちなみに、橋が金色をしているわけではなく、赤い橋です。中心市街からは離れているので、車やバスの利用が必要です。

ゴールデンゲート・ブリッジには、歩行者用のレーンがありますので、時間が許せば徒歩で橋を渡ることも可能です。橋の付近は霧がかかっていることが多く、晴れわたった日に訪れることができた人は幸運です。

 

今回はサンフランシスコにあるリージョン・オブ・オナー美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。