熊本県立美術館は、熊本市の熊本城二の丸公園にある、広く古今東西の美術を所蔵する美術館です。コレクションには、ロートレック「ディヴァン・ジャポネ」、キスリング「座る若い裸婦」があります。
今回はそんな熊本県立美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
熊本県立美術館(Kumamoto Prefectural Museum of Art)は、熊本市の熊本城二の丸公園にある、広く古今東西の美術を所蔵する美術館です。コレクションは、熊本ゆかりの古美術や歴史資料から、日本の近現代美術、西洋美術まで。古代の造形美を集めた装飾古墳室や、熊本ゆかりの永青文庫を展示する「細川コレクション」も魅力です。市内千葉城町に分館もあります。
観ておきたい作品5選
熊本県立美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
トゥールーズ・ロートレック「ディヴァン・ジャポネ」
(1892-93年、油彩)

トゥールーズ・ロートレック(Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa、1864年-1901年)は、フランスの画家です。ダンスホールや酒場に入り浸り、娼婦や踊り子を描きました。作品にはポスターも多く、ポスターを芸術の域に高めたと言われます。代表作は、「ムーラン・ルージュにて」。
オーギュスト・ルノワール「胸に花を飾る少女」
(1900年頃、油彩)

オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年-1919年)は、フランスの印象派の画家です。後年は作風が変わり、後期印象派の画家とも言われます。代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
マリー・ローランサン「馬に乗る少女たち」
(1922年、油彩)
マリー・ローランサン(Marie Laurencin、1883年-1956年)は、フランスの画家です。エコール・ド・パリの一人とされ、柔和な色彩と詩的で愛らしい作風が特徴です。代表作は、「アポリネールとその友人達」。
ジュール・パスキン「果物籠を持つジュヌヴィエーヴ」
(1929年、油彩)

ジュール・パスキン(Jules Pascin、1885年-1930年)はブルガリア出身のエコール・ド・パリの画家です。パリのモンパルナスでは、派手な生活を送り、モンパルナスの王子と呼ばれていたそうです。代表作は、「ルーシー・クローグの肖像」。
モイズ・キスリング「座る若い裸婦」
(1932年、油彩)

モイズ・キスリング(Moïse Kisling、1891年-1953年)は、ポーランド出身のエコール・ド・パリの画家です。風景画、静物画、肖像画を制作していますが、その中でもメランコリックな女性の肖像画が特徴的です。代表作は、「モンパルナスのキキ」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

熊本県立美術館の建物は、建築家・前川國男によるものです。館内には、ミュージアムショップ、カフェがあります。館内は、一部を除き写真撮影可能ですが、フラッシュは禁止です。
熊本県立美術館は、熊本市電・熊本城・市役所前から徒歩15分、または、熊本城周遊バス・熊本城二の丸駐車場から徒歩3分のところにあります。
熊本

熊本は、九州の中央に位置し、阿蘇山や天草といった雄大な自然に囲まれた城下町です。
熊本城は、熊本市にある、難攻不落と言われた城で、日本三名城の一つです。石垣は、下部はやや緩やかな勾配で、上に行くにしたがって急になる、武者返しの独特な形状です。
水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)は、熊本市にある、藩主の細川氏により作られた、九州を代表する大名庭園です。池を中心に、灯篭や松、起伏のある築山などが配され、それらを眺めながら散策できます。
阿蘇山は、巨大噴火によりできたカルデラの中に、阿蘇五岳などの火山が噴出した火山群の総称です。大観峰(だいかんぼう)は、阿蘇外輪山の最高峰で、阿蘇で随一の絶景スポットです。展望台からのパノラマは圧巻です。外輪山は、火山の噴火でできたカルデラの縁の山です。草千里ケ浜(くさせんりがはま)は、かつては火口だった、阿蘇烏帽子岳(あそえぼしだけ)の麓に広がる直径約1kmの大草原です。大観峰と並ぶ阿蘇の絶景スポットです。
天草は、大小120の島々からなるエリアで、九州本土とは橋で結ばれています。三角(みすみ)から天草諸島を結ぶ5つの橋は天草五橋と呼ばれます。
今回は熊本市にある熊本県立美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。