鹿児島市立美術館は、鹿児島市にある、地元ゆかりの作家を中心に西洋美術まで広く所蔵する美術館です。コレクションには、黒田清輝「アトリエ」、ボナール「浴室の裸婦」があります。「桜島コレクション」も魅力。
今回はそんな鹿児島市立美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
鹿児島市立美術館(Kagoshima City Museum of Art)は、鹿児島市の城山の山麓にある、主に近代美術を所蔵する美術館です。黒田清輝をはじめとする鹿児島県出身の作家を中心に、広く西洋美術まで含むコレクションは、4500点に及びます。桜島や地元の風景を取り上げた作品を集めた「桜島コレクション」も魅力です。
観ておきたい作品5選
鹿児島市立美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
アルフレッド・シスレー「サン・マメスのロワン河畔の風景」
(1881年、油彩)

アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley、1839年-1899年)は、フランス生まれのイギリス人の印象派の画家です。作品の大部分はパリ周辺の風景画です。他の印象派の画家の多くが後に印象派を離れたなかで、シスレーは印象派の技法を保ち続けました。代表作は、「ポール・マルリーの洪水」。
黒田清輝「アトリエ」
(1890年、油彩)

黒田清輝(くろだせいき、1866年-1924年)は、日本の洋画家です。東京美術学校教授を務め、政治家でもありました。代表作は「湖畔」。
クロード・モネ「睡蓮」
(1897-98年、油彩)

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。
ピエール・ボナール「浴室の裸婦」
(1914年、油彩)

ピエール・ボナール(Pierre Bonnard、1867年-1947年)は、フランスのナビ派の画家です。版画やポスターも多く残しています。作品は平面的で、主要なモチーフが画面の端で切られた構図、暖色を主調にした華やかな色彩が特徴です。代表作は、「逆光の裸婦」。
山下兼秀「桜島爆発図」
(1914年、油彩)

山下兼秀(やましたかねひで、1882年-1939年)は、日本の洋画家です。黒田清輝の愛弟子。鹿児島出身で鹿児島洋画壇の中心人物でした。代表作は「桜島爆発図」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

美術館と周辺の敷地は、かつて薩摩藩の鶴丸城でした。1954年に歴史資料館としての性格を持つ美術館として開館。公立の美術館としては九州で最も歴史のある美術館です。1985年に現在の建物になりました。
館内には、ミュージアムショップ、カフェがあります。館内は、写真撮影可能ですが、フラッシュは禁止です。
鹿児島市立美術館は、鹿児島市電・朝日通駅から徒歩5分のところにあります。
鹿児島市立美術館の隣に、明治維新の立役者の西郷隆盛の銅像があります。東京の上野にある銅像とは異なり、陸軍大将の制服姿で立っています。
鹿児島市立美術館の周辺には、鹿児島県立博物館、鹿児島県歴史・美術センター黎明館、かごしま近代文学館・メルヘン館があります。
鹿児島

鹿児島は、薩摩藩の城下町で、幕末と明治維新の史跡が豊富です。城山公園展望台や仙巌園から眺める、噴煙を上げる桜島の姿は絶景です。
桜島は、鹿児島のシンボルの活火山です。噴煙の姿は自然の力を感じることができます。桜島には桜島ビジターセンターがあり、桜島をより詳しく知ることができます。
城山公園展望台は、小高い山にある鹿児島市街を一望できるスポットです。展望台から、鹿児島の街並みと錦江湾、その向こうに噴煙を上げる桜島の姿を一望できます。西南戦争の最後の激戦地の西郷洞窟や西郷終焉の地などの史跡があります。
仙巌園(せんがんえん)は、桜島を望む雄大な大名庭園です。仙巌園は、かつての島津家の別邸で、桜島の雄大な景観を望むことができる庭園が見どころです。きらびやかな御殿もあります。
今回は鹿児島市にある鹿児島市立美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。