広島|ひろしま美術館|観ておきたい作品10選

ひろしま美術館 アート

こんにちは。すえちゃんです。

ひろしま美術館は、広島市にある、印象派を中心に所蔵する美術館です。ゴッホ「ドービニーの庭」、ルノワール「パリスの審判」といった西洋近代絵画のほか、日本近代絵画のコレクションもあります。

今回はそんなひろしま美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

ひろしま美術館(Hiroshima Museum of Art)は、広島県・広島市の広島市中央公園内にある美術館です。1978年に、広島銀行の創立100周年を記念して、地域とともに歩んだ歴史の記念事業として開館しました。印象派の作品を中心に、幅広い作品を所蔵しています。日本の近代洋画もあります。愛とやすらぎのために、が美術館のテーマになっています。

 

観ておきたい作品10選

ひろしま美術館のコレクションの中で、おすすめの10作品を厳選しました。

 

アルフレッド・シスレー「サン・マメス」

(1885年、油彩)

アルフレッド・シスレー「サン・マメス」

 
アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley、1839年-1899年)は、フランス生まれのイギリス人の印象派の画家です。作品の大部分はパリ周辺の風景画です。他の印象派の画家の多くが後に印象派を離れたなかで、シスレーは印象派の技法を保ち続けました。代表作は、「ポール・マルリーの洪水」。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ「ドービニーの庭」

(1890年、油彩

フィンセント・ファン・ゴッホ「ドービニーの庭」

 

フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh、1853年-1890年)は、オランダの後期印象派の画家です。率直な感情表現、大胆な色使いで知られ、フォーヴィスムやドイツ表現主義に影響を及ぼしました。代表作は、「星月夜」。

 

エドガー・ドガ「浴槽の女」

(1891年頃、パステル)

エドガー・ドガ「浴槽の女」

 
エドガー・ドガ(Hilaire Germain Edgar de Gas、1834年-1917年)は、フランスの印象派の画家です。油彩のほか、パステル画、彫刻も多く制作しています。作品は、室内風景を描いたものが多く、バレエを扱ったテーマ、楽屋や練習風景を描いたものが多いです。代表作は、「バレエのレッスン」。

 

クロード・モネ「セーヌ河の朝」

(1897年、油彩

クロード・モネ「セーヌ河の朝」

 

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。

 

ポール・セザンヌ「座る農夫」

(1897年頃、油彩)

ポール・セザンヌ「座る農夫」

 
ポール・セザンヌ(Paul Cézanne、1839年-1906年)は、フランスの後期印象派の画家です。当初は印象派として活動していましたが、その後、独自の絵画を探求し、20世紀美術に大きな影響を与えました。代表作は、「大水浴図」。

 

カミーユ・ピサロ「ポンヌフ」

(1902年、油彩)

カミーユ・ピサロ「ポンヌフ」

 

カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro、1830年-1903年)は、フランスの印象派の画家です。作品は、明るい色調のものが多く、自然への敬愛を感じさせます。一時期、新印象派の点描手法を追求しました。代表作は、「赤い屋根」。

 

オディロン・ルドン「ペガサス、岩上の馬」

(1907-10年頃、パステル)

オディロン・ルドン「ペガサス、岩上の馬」

 

オディロン・ルドン(Odilon Redon、1840年-1916年)は、フランスの象徴主義の画家です。もっぱら幻想の世界を描き続け、後年、油彩、水彩、パステルで、鮮やかな色彩を用いるようになりました。花瓶の花を鮮やかな色彩で描いたパステル画が有名です。代表作は、「キュクロプス」。

 

オーギュスト・ルノワール「パリスの審判」

(1913-14年、油彩)

オーギュスト・ルノワール「パリスの審判」

 

オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年-1919年)は、フランスの印象派の画家です。後年は作風が変わり、後期印象派の画家とも言われます。代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。

 

ポール・シャニック「パリ、ポンヌフ」

(1931年、油彩)

ポール・シャニック「パリ、ポンヌフ」

 

ポール・シニャック(Paul Victor Jules Signac、1863年-1935年)は、新印象派のフランスの画家です。スーラとともに新印象派の代表的画家です。作品は、点描技法をもとに、筆触もより長く大きくし、暖色が多用されているのが特徴です。代表作は、「サン・トロペ港」。

 

アンリ・マティス「ラ・フランス」

(1939年、油彩)


アンリ・マティス(Henri Matisse、1869年-1954年)は、フランスの画家です。フォーヴィスムの代表画家です。色彩の魔術師とも言われています。彫刻、版画も手がけました。代表作は、「ピアノのレッスン」。

 

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

ひろしま美術館

 

ひろしま美術館は、第二次世界大戦後、地元企業が中心となって設立した美術館です。原爆からの復興の道のりの中で求められていた「愛とやすらぎのために」がテーマとなっています。

ひろしま美術館は、西洋美術のコレクションでは、倉敷にある大原美術館に次ぐ、西日本を代表する美術館の一つです。特に、印象派前後の近代絵画のコレクションが充実していて、有名画家の作品が目白押しです。

 

ひろしま美術館

 

ひろしま美術館の建物は、特徴的です。本館は原爆ドームをイメージした丸いドーム型で、その周りを、厳島神社をイメージした回廊が取り囲んでいます。世界遺産で、広島を代表する建築をモチーフにしています。本館には、中心に天窓のある吹き抜けがあり、周りを展示室が囲んでいて、展示室を周回して鑑賞できます。回廊には、展示室のほか、エントランス、カフェ、ミュージアムショップがあります。

ひろしま美術館は、広島市中央公園の中にあり、広島電鉄紙屋町東駅の近くにあります。広島市内には、広島県立美術館、広島市現代美術館もあります。

 

今回は広島市にあるひろしま美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。