こんにちは。すえちゃんです。
ガウディ建築は、バルセロナ出身の建築家アントニ・ガウディによる個性的な建物群です。サグラダ・ファミリアはあまりにも有名。バルセロナ市内には、グエル公園、カサ・ミラ、カサ・パドリョがあります。
今回はそんなガウディ建築の見どころをご紹介します。
どんな人?
アントニ・ガウディ(Antoni Gaudí i Ccornet、1852年-1926年)は、カタルーニャ州南部で生まれ、16歳の時に建築を学ぶためバルセロナに移りました。建築家となった後、実業家のグエル氏の支援により、数々の作品を残します。晩年は、サグラダ・ファミリアの建設に専念しました。
見どころ5選
ガウディ建築の見どころを5つ厳選し、ご紹介します。
サグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリアは、ガウディの代表作であり、バルセロナのシンボルである聖堂です。1882年から建設が始まり、いまだに建設が続いています。
建物の東側は生誕のファサードと呼ばれ、1930年に完成。太陽が昇る東側にあり、イエス・キリストの生誕が表現されています。建物の西側は受難のファサードと呼ばれ、現在も建設中。太陽が沈む西側にあり、イエスキリストの死と埋葬が表現されています。
聖堂内部も有機的なデザインで、柱は木のように枝分かれして丸天井を支えています。ステンドグラスから光が降り注ぎ、神秘的です。内部見学可能です。
サグラダ・ファミリアの東側と西側に公園があり、聖堂の外観はそこから眺められます。夜間のライトアップ時には、聖堂が黄金に輝く姿が幻想的です。地下鉄サグラダ・ファミリア駅からすぐ。
グエル公園
グエル公園は、サグラダ・ファミリアに次ぐ有名なガウディ作品で、バルセロナの観光スポットとしても外せない場所です。
グエル公園は、入園チケットが必要なエリアと不要なエリアがあり、必要なのは、正門、大階段、市場、中央広場などのエリアです。
正門の左右には可愛い小屋が建っていて、門から見て左側が管理棟、右側が守衛棟です。大階段は、正門付近から市場に上っていく場所にあり、一般にグエル公園のイメージになっている場所です。階段の途中には、トカゲの噴水があり、撮影スポットとなっています。
市場は、ギリシャ神殿のような外観で、太い柱が屋根を支えています。天井にも凝った装飾があります。中央公園は、市場の屋上が公園となっているもので、波型のベンチがあります。ベンチにもモザイクの装飾があります。
グエル公園はアシャンプラ地区の北の丘陵地にあります。地下鉄レセップス駅またはバイカルカ駅から徒歩約20分。
カサ・ミラ
波打っているような独特の外観が印象的なカサ・ミラは、住宅として建築された建物です。直線を排除し、ゆがんだ曲線を基調とするデザインは、山をイメージしたものといわれています。屋上テラスにはいくつもの煙突や排気口がそびえていますが、なんとなく某SF映画の悪役を連想させます。屋上テラスや一部の居室は見学可能です。アシャンプラ地区のグラシア通り近くにあります。地下鉄ディアゴナル駅からすぐ。
カサ・バトリョ
外壁に埋め込まれた色とりどりのガラスモザイクがきらきらと輝くカサ・バトリョは、海をイメージした建物といわれています。住宅として増改築された建物内部は、海中をイメージした雰囲気で、天井が波打っていたりします。屋上テラスや一部の居室は見学可能です。アシャンプラ地区のグラシア通りにあります。地下鉄パセジ・ダ・グラシア駅からすぐ。
コロニア・グエル教会
コロニア・グエル教会は、郊外のコロニア・グエルという繊維工業住宅地区の教会として着工されたものですが、ガウディがサグラダ・ファミリアの建設に専念するため、工事は中断され、一部完成していた部分が礼拝堂として転用されたものです。内部見学可能です。バルセロナ市街からカタルーニャ鉄道で約20分、コロニア・グエル駅から徒歩約10分。
ガウディ建築あれこれ
アントニ・ガウディの作品群として、サグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、カサ・ビセンス、グエル公園、グエル邸、コロニア・グエル教会が、世界遺産に登録されています。
アシャンプラ地区は、拡張地区の意味で、19世紀以降に市街を拡大した際に、ガウディをはじめとするモデルニスモの建築家たちがかかわり、アートがあふれる街並みとなっています。
なお、おすすめした施設などは、時期によっては、利用できないこともあります。
今回はガウディ建築の見どころをご紹介しました。ではでは。