こんにちは。すえちゃんです。
ミロ美術館は、バルセロナのムンジュイックの丘にある、ジョアン・ミロの作品を中心に所蔵する美術館です。ミロ自身から寄贈された「階段を昇る裸婦」「1968年5月」といった作品があります。
今回はそんなミロ美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
ミロ美術館(Fundació Joan Miró)は、スペイン・バルセロナのムンジュイックの丘にある、ジョアン・ミロの作品を主に所蔵する美術館です。個人の作品を対象とした美術館としては世界最大のものです。多くの作品はミロ自身によって寄贈されています。
観ておきたい作品5選
ミロ美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。
ジョアン・ミロ「階段を昇る裸婦」
(1937年、デッサン)
ジョアン・ミロ(Joan Miró i Ferrà、1893年-1983年)は、スペインの画家です。カタルーニャ出身。シュルレアリスムと言われますが、デフォルメされた形態、原色を基調にした色使いは、写実的描法を用いるシュルレアリスムとは異なり、独自です。代表作は、「階段を昇る裸婦」。
ジョアン・ミロ「バルセロナ・シリーズ」
(1944年、リトグラフ)
ジョアン・ミロ「鳥の愛撫」
(1967年、モニュメント)
ジョアン・ミロ「1968年5月」
(1968-73年、絵画)
アレクサンダー・カルダー「4枚の翼」
(1972年、モニュメント)
アレクサンダー・カルダー(Alexander Calder、1898年-1976年)は、アメリカの彫刻家です。動く彫刻、モビールの発明と制作で知られています。モビールにより彫刻に動きを取り入れ、動く美術、キネティック・アートのさきがけとなりました。代表作は、「赤いモビール」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ
ミロ美術館は、その名のとおり、バルセロナ出身のジョアン・ミロの作品を所蔵している美術館です。ミロ自身から寄贈された絵画、彫刻を中心に、ミロと親交のあった作家や、地元の若手作家の作品も展示されています。個人対象の美術館としては、世界最大のようです。
この美術館は、ジョアン・ミロが1968年に構想し、1975年に開館しました。コレクションは10,000点を超え、ミロ以外に、アレクサンダー・カルダーなどの作品もあります。
建物は、建築家ホセ・ルイ・セルト(Josep Lluís Sert i López)の設計によります。来館者が建物内を自然に進んでゆけるよう中庭とテラスが設けられ、屋内は外光を充分に取り入れ、開放的な雰囲気になっています。1986年に増築され、講堂と図書館が加わりました。
館内には、ミュージアムショップ、カフェがあります。館内は写真撮影が可能ですが、フラッシュは禁止です。
ムンジュイックの丘
ムンジュイックの丘は、バルセロナ市街の南部にある丘陵地で、丘全体が公園になっています。カタルーニャ美術館、ミロ美術館、ムンジュイック城などがあります。ふもとには、夜のイルミネーションのショーで有名なマジカ噴水があります。
カタルーニャ美術館は、ロマネスク美術を中心に所蔵する美術館です。ダルマウ「領主の聖母」、エル・グレコ「聖ペテロと聖パウロ」といった作品もあります。
バルセロナ市内には、ミロの作品を鑑賞できる場所がいくつもあります。ムンジュイックの丘からほど近いところにあるミロ公園には、ミロによる巨大なオブジェがあります。
バルセロナ空港にはミロによる巨大な壁画があり、空港に到着したら、さっそく見ることができます。旧市街の目抜き通りのランブラス通りには、舗装にミロによるモザイクがあります。
今回はバルセロナにあるミロ美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。