こんにちは。すえちゃんです。
福岡市美術館は、福岡市にある、主に近現代美術を所蔵する美術館です。コレクションは幅広く、ダリ「ポルト・リガトの聖母」、草間彌生「南瓜」があります。福岡藩主黒田家ゆかりの仏像も展示されています。
今回はそんな福岡市美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
福岡市美術館(Fukuoka Art Museum)は、福岡市の大濠公園内にある、主に近現代美術を所蔵する美術館です。所蔵する作品は、古美術から近現代美術まで約16000点。近現代美術室では、九州の近代画家を中心に国内外の近代絵画や彫刻を展示し、東光院仏教美術室では、旧福岡藩主黒田家の菩提寺の一つ薬王蜜寺東光院が寄贈した仏像を展示しています。
観ておきたい作品5選
福岡市美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
吉田博「渓流」
(1910年、油彩)

吉田博(よしだひろし、1876年-1950年)は、日本の洋画家です。詩情豊かな画風で、明治から昭和にかけて、風景画家として活躍しました。代表作は、「瀬戸内海集」。
三岸好太郎「海と斜光」
(1934年、油彩)

三岸好太郎(みぎしこうたろう、1903年-1934年)は、日本の洋画家です。戦前のモダニズムを代表する洋画家の1人。代表作は「海と斜光」。
サルバドール・ダリ「ポルト・リガトの聖母」
(1950年、油彩)
サルバドール・ダリ(Salvador Dalí、1904年-1989年)は、スペイン出身の画家です。シュルレアリスムの代表的画家として知られ、写実的描法を用いながら、多重イメージを駆使して夢のような風景画を描きました。代表作は、「記憶の固執」。
アンディ・ウォーホル「エルヴィス」
(1963年、シルクスクリーン)
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928年-1987年)は、アメリカの画家で、マルチ・アーティストです。派手な色彩で同じ図版を大量に作れるシルクスクリーンを用い、有名人や商品など、アメリカに流布するシンボルを作品化し続けました。代表作は、「キャンベルのスープ缶」。
草間彌生「南瓜」
(1994年、FRP)

草間彌生(くさまやよい、1929年-)は、日本の芸術家です。水玉模様などで画面や表面を覆った作品を多く残しています。代表作は、「南瓜」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

福岡市美術館の建物は、建築家前川國男の設計によるものです。2019年にリニューアルされています。特色の一つだったアジア近現代美術のコレクションは、1999年開館の福岡アジア美術館に移されています。
館内には、ミュージアムショップ、カフェ、レストランがあります。館内は一部写真撮影可能ですが、フラッシュは禁止です。
福岡市美術館は、地下鉄大濠公園駅から徒歩10分の大濠(おおほり)公園内にあります。

大濠公園は、福岡の中心にある、大きな池がある公園です。この池は福岡城の外堀だったものです。池の周囲は遊歩道で、園内は自然が多く、季節の花々を眺めることができます。
福岡城跡は、黒田長政が築城した福岡城の跡地です。天守台跡から、市内を一望することができます。
今回は福岡にある福岡市美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。