ミュンヘン|ドイツ博物館|見どころ5選

ドイツ博物館 旅行

こんにちは。すえちゃんです。

ドイツ博物館は、ミュンヘンにある、科学技術の展示としては世界最大級の規模を誇る博物館です。100年近くの歴史をもつドイツ博物館の展示は、どれも本格的、真剣勝負で大人でも十分楽しめます。2022年にリニューアル。

今回はそんなドイツ博物館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

ドイツ博物館(Deutsches Museum)は、ドイツ・ミュンヘンにある科学技術の博物館です。ドイツのみならず、世界でもこの分野の博物館の頂点に立つものと言われます。農業、鉱業、航空工学から、鉄道、機械、宇宙、エレクトロニクスに至るまで、ドイツの科学技術が学べる博物館です。体験型の博物館で、全部を体験しようとすると数日を要するそうです。

 

見どころ5選

ドイツ博物館の見どころをご紹介します。

 

航空技術

ドイツ博物館
(リニューアル前の展示です)

 

航空機や戦闘機、ヘリコプターが実物大で展示されています。展示されている航空機には、エンジン部分の外枠が外されていて、内部が見えるようになっているものもあり、エンジンやプロペラの展示もあります。

外光の差し込む広々とした展示室に展示されています。航空機のフライトシミュレーターの実演があり、コクピットを間近に体験できます。2022年のリニューアルによって展示室が大幅に変わりました。

  

宇宙

ドイツ博物館
(リニューアル前の展示です)

 

宇宙開発技術やデバイスの展示です。以前は、天文学一般の展示といった感じでしたが、リニューアル後は、宇宙開発に関する航空宇宙工学がどのように発達してきたかを体感できる展示に大幅に変わっています。ロケットエンジンの開発、有人宇宙飛行、人工衛星の開発までを体感できます。

  

健康

ドイツ博物館
(リニューアル前の展示です)

 

医療や医薬品が人間をどのように健康に保ってきたかを展示するエリアです。巨大な人体がフロアに横たわっている設定で、頭からつま先までを歩いていき、展示を見るようになっています。以前は生命科学全般の展示でしたが、リニューアルで大幅に内容が変わりました。

 

動力

ドイツ博物館
(リニューアル前の展示です)

 

石油、ガス、風力、太陽光を、動力に変換する、さまざまなデバイスが展示されています。機械の心臓部となるエンジン、モーターの歴史が学べます。リニューアル後も、以前からの展示内容が継続されているようです。

 

情報通信

ドイツ博物館
(リニューアル前の展示です)

 

印刷やエレクトロニクスの技術史に残る数々の有名なデバイスが展示されています。リニューアル後も、見せ方は変わったものの、以前からの展示内容です。

 

炭鉱閉鎖(悲報)

ドイツ博物館
(リニューアル前の展示です)

 

ドイツ博物館は、2022年にリニューアルオープンしました。以前のドイツ博物館で、知る人ぞ知る展示といわれていたのが、炭鉱の坑道を再現したエリアです。これは、炭鉱の坑道を実物大で再現したもので、博物館の地下に再現された坑道を実際に歩いて行けました。再現レベルは、テーマパークのアトラクションなみ。

所要時間もけっこうかかり、坑道に迷い込んだ気分になる、とてもインパクトのある展示だったのですが、今回のリニューアルに伴い閉鎖になってしまいました。残念ながら、再開の見込みはないようです。

 

あれこれ

ドイツ博物館

 

ドイツ博物館は、オスカー・フォン・ミラー(Oskar von Miller)が、1903年に提唱し、1925年に開館しました。敷地面積は約50,000平方メートルで、展示品は約17,000点以上あります。

ドイツ博物館は、歴史を感じさせる重厚な外観を誇る建物で、巨大です。サイエンス・テクノロジー分野では、世界最大級の展示面積を誇ります。その展示は、どれも本格的、真剣勝負といった感じで、大人でも十分楽しめます。

ドイツ博物館は、100年近くの歴史があり、その後に作られた各国の博物館にも大きな影響を与えたそうです。

 

ドイツ博物館

 

ドイツ博物館のインテリアは、以前は、ちょっと薄暗い感じだったのですが、2022年のリニューアルにより、スタイリッシュで明るい感じに変わりました。

館内には、ミュージアムショップ、カフェ、レストランがあります。リニューアルにより、ルーフトップ・レストランが誕生しました。また、お弁当持参の方向けに、ピクニックエリアがあります。館内は写真撮影が可能です。

 

ミュンヘン

 

展示は時期によって異なり、今回ご紹介したものが展示されていないこともあります。

ドイツ博物館は、ミュンヘン旧市街の東側、イーザル門を出てすぐのイーザル川の中州にあります。

ドイツ博物館には分館があります。旧市街の西側にあるテレジエンヘーエに交通館、ミュンヘン近郊のオーバーシュライスハイムにシュライスハイム航空館、ボンにボン・ドイツ博物館があります。

 

旧市街から散策

ミュンヘン

 

ドイツ博物館は、ミュンヘン旧市街のマリエン広場から、徒歩で20分くらいの場所にあります。マリエン広場の周辺には、新市庁舎、フラウエン教会、ペーター教会、ヴィクトリアーリエンマルクトがあります。マリエン広場からタール通りを歩いて行くと、イーザル門があり、さらにその先にあるイーザル川の中州に、ドイツ博物館があります。

 

ミュンヘン

 

マリエン広場は、常に賑わっています。時折、仮設の舞台が作られ、ミニコンサートも行われます。

新市庁舎は、ミュンヘン旧市街の中心にあり、ミュンヘンのシンボルともいえる存在です。巨大な建物で、新とは言っても100年以上前に建設された、歴史を感じさせる重厚な造りの建物です。新市庁舎の尖塔部分にある仕掛け時計は、ドイツ最大の大きさでけっこう目立ちます。昼頃に10分間くらい、30体くらいの人形が動き出します。人形は人間と等身大で、バイエルン大公にちなんだストーリーに従って踊ります。

フラウエン教会は、ネギ坊主のような二つの塔が特徴的な建物で、ペーター教会は、ミュンヘンで最も古い教区教会です。どちらも、塔に登れば、ミュンヘンの風景を一望できます。

 

今回はミュンヘンにあるドイツ博物館の見どころをご紹介しました。ではでは。