千葉|千葉市美術館|観ておきたい作品5選

千葉市美術館 アート

こんにちは。すえちゃんです。

千葉市美術館は、千葉市にある、近世の日本美術や房総ゆかりの作品を中心に所蔵する美術館です。コレクションには、東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」、葛飾北斎「冨嶽三十六景、神奈川沖浪裏」があります。

今回はそんな千葉市美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

千葉市美術館(Chiba City Museum of Art)は、千葉県・千葉市にある、近世の日本美術や房総にゆかりのある作品を中心に所蔵する美術館です。コレクションのテーマは、房総ゆかりの作品、近世以降の日本美術、現代美術とされています。浮世絵のコレクションが充実しています。建物は、歴史的建造物をそのまま活かして、それを覆うようにして新しい建物を建設する、さや堂方式というやり方で建てられています。

 

観ておきたい作品5選

千葉市美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。

 

東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」

(1794年、大判錦絵)

東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」

東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく、生没年不詳)は、日本の江戸時代の浮世絵師です。10か月間、役者絵その他の作品を制作し、姿を消した謎の絵師として知られます。代表作は、「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」。

 

喜多川歌麿「納涼美人図」

(1794-95年頃、絹本着色)

喜多川歌麿「納涼美人図」

喜多川歌麿(きたがわうたまろ、1753年?-1806年)は、日本の江戸時代の浮世絵師です。代表作は「ビードロを吹く女」。

 

葛飾北斎「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」

(1831-33年頃、横大判錦絵)

葛飾北斎「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」

葛飾北斎(かつしかほくさい、1760年?-1849年)は、日本の江戸時代の浮世絵師です。世界的にも著名で、ジャポニスムと呼ばれるブームを巻き起こし、19世紀後半のヨーロッパ美術に大きな影響を及ぼしました。代表作は、「冨嶽三十六景」の連作。

 

歌川国芳「相馬の古内裏」

(1845-46年頃、大判錦絵3枚続)

歌川国芳「相馬の古内裏」

歌川国芳(うたがわくによし、1797年-1861年)は、日本の江戸時代の浮世絵師です。武者絵で人気を博しました。代表作は、「通俗水滸伝豪傑百八人一個」。

 

ジョルジュ・ビゴー「稲毛海岸」

(1903年、油彩)

ジョルジュ・ビゴー「稲毛海岸」

ジョルジュ・ビゴー(Georges Ferdinand Bigot、1860年-1927年)は、フランスの画家、漫画家です。日本に滞在し、当時の日本の世相を伝える絵を多く残しました。魚の朝鮮を釣り上げようとする日本と清、横取りを企むロシアを描いた「魚釣り遊び」が歴史の教科書で出てきます。

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

千葉市美術館

千葉市美術館は、1995年に開館した、比較的新しい美術館です。建物は、1927年に建てられたネオ・ルネサンス様式の歴史的建造物をそのまま活かして、それを覆うようにして新しい建物を建設する、さや堂方式というやり方で建てられました。そのため、1、2階は、さや堂ホールとして歴史的建造物を活用したフロアになっています。

千葉市美術館

コレクションのテーマは、房総ゆかりの作品、近世以降の日本美術、現代美術とされています。公立でしかも後発の美術館としては珍しく、浮世絵のコレクションが充実しています。版画約1,000点、肉筆浮世絵100点弱が所蔵されています。経営学者として有名なピーター・ドラッカーによる200点近くのコレクションも含まれています。

館内には、レストラン、カフェ、ミュージアムショップがあります。なぜか、セルフサービスのちょい呑み居酒屋もあります。館内は、一部を除いて写真撮影可ですが、フラッシュは禁止です。

千葉市美術館は、千葉都市モノレール葭川公園駅から徒歩5分、またはJR千葉駅から徒歩15分です。千葉市美術館の周辺には、千葉市科学館があります。

今回は千葉市にある千葉市美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。