こんにちは。すえちゃんです。
大英博物館は、ロンドンにある、世界最高峰の博物館です。古代エジプトのロゼッタ・ストーン、古代ギリシャのパルテノン神殿の彫刻といった、世界中から集められた展示は、質・量とも他の追随を許さないレベルです。
今回はそんな大英博物館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
大英博物館(British Museum)は、イギリス・ロンドンにある、世界で最初の公立の博物館です。大英帝国時代に収集された約800万点のコレクションは、世界最大です。古代エジプトのロゼッタ・ストーン、古代ギリシャのパルテノン神殿の彫刻といった、世界中から集められたコレクションは、質・量とも他の追随を許さないレベルです。
見どころ5選
大英博物館の見どころを5つ厳選し、ご紹介します。
古代エジプト「ロゼッタ・ストーン」

ナポレオンのエジプト遠征の際に、エジプトのロゼッタで発見された石の碑文。古代エジプトの神聖文字、民衆文字、ギリシャ文字が並べられて彫られていて、ジャン・フランソワ・シャンポリオンによる古代エジプトのヒエログリフ(象形文字)解読の手掛かりとなったものです。
ガラスケースに納められていて、常に人だかりができています。大英博物館でも一番人気で、ルーブル美術館の「モナリザ」のような存在。
古代エジプト「ラムセス2世の胸像」

古代エジプト第19王朝のファラオ、ラムセス2世の胸像です。紀元前1250年頃に作られたもので、高さ2.5メートルの巨大な石像です。こちらもナポレオンのエジプト遠征の際に、持ち出されたものです。
古代アッシリア「人面有翼雄牛像」

一枚岩から作られた人面有翼雄牛像は、頭は王冠をかぶった立派なひげをたくわえた人間、胴体は大きな翼が生えて5本足の雄牛という不思議な彫像です。古代アッシリアの宮殿の門に魔除けとして置かれていたものだそうです。
古代ギリシャ「パルテノン神殿の彫刻」

アテネにあるパルテノン神殿の彫刻を切り取って展示してあるもので、いくつもの素晴らしい彫刻が並べられています。ロゼッタ・ストーンと並び、大英博物館の目玉ですが、ギリシャ政府との返還問題が生じているといういわくつきの展示でもあります。
アステカ文明「双頭の大蛇」

16世紀頃のメキシコ・アステカ文明で作られた工芸品で、胴体の先が両方とも頭になっている双頭の大蛇を形作ったものです。胴体がトルコ石のモザイクで作られています。横幅40センチ程度の大きさですが、独特の形状とモザイクがきらきらと輝いて見えるのが印象的な展示です。
館内あれこれ

大英博物館(British Museum)は、1753年、ハンス・スローン(Sir Hans Sloane)のコレクションをもとに設立されました。博物館は、1759年に現在の建物の敷地内にあるモンタギュー・ハウスで初めて公開されました。
その後いくつかの分館が設立され、最初の分館は1881年に設立された自然史博物館でした。1973年、大英博物館から図書館部門が分離しましたが、1997年までは同じ建物でした。

歴史を感じさせる荘厳かつ巨大な建物は、1階、2階、地下階で構成されています。現在では博物館の顔となっているスタイリッシュで未来的ともいえる特徴あるグレートコートと呼ばれる大きな吹き抜けは、建築家ノーマン・フォスター(Norman Robert Foster)の設計によるもので、図書館部分の円形閲覧室の名残が改修されたものです。
館内には、カフェ、レストラン、ミュージアムショップがあります。これらは、1階のグレートコート中心に配置されています。館内の写真撮影は可能ですが、フラッシュは禁止です。入館は無料です。
なお、展示は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
今回はロンドンにある大英博物館の見どころをご紹介しました。ではでは。