こんにちは。すえちゃんです。
アーティゾン美術館は、東京都にある、近代絵画を所蔵する美術館です。ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」、セザンヌ「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」といった作品があります。
今回はそんなアーティゾン美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
アーティゾン美術館(Artizon Museum)は、東京都・京橋のミュージアムタワー京橋の1階から6階にある美術館です。旧称がブリヂストン美術館だったことからもわかるとおり、企業創業者の収集がもとになったコレクションです。西洋近代絵画と日本近代絵画が中心ですが、2020年の再開館後は現代美術の作品も所蔵しています。
観ておきたい作品5選
アーティゾン美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品を厳選しました。
ベルト・モリゾ「バルコニーの女と子ども」
(1872年、油彩)

ベルト・モリゾ(Berthe Morisot、1841年-1895年)は、フランスの印象派の画家です。作品は、自然の緑を基調とした、母子をテーマとしたものが多いです。マネの絵画のモデルとして描かれていることでも知られます。代表作は、「ゆりかご」。
オーギュスト・ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
(1876年、油彩)

オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年-1919年)は、フランスの印象派の画家です。後年は作風が変わり、後期印象派の画家とも言われます。代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
アルフレッド・シスレー「サン・マメス、六月の朝」
(1884年、油彩)

アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley、1839年-1899年)は、フランス生まれのイギリス人の印象派の画家です。作品の大部分はパリ周辺の風景画です。他の印象派の画家の多くが後に印象派を離れたなかで、シスレーは印象派の技法を保ち続けました。代表作は、「ポール・マルリーの洪水」。
ポール・セザンヌ「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」
(1904-06年頃)

ポール・セザンヌ(Paul Cézanne、1839年-1906年)は、フランスの後期印象派の画家です。当初は印象派として活動していましたが、その後、独自の絵画を探求し、20世紀美術に大きな影響を与えました。代表作は、「大水浴図」。
クロード・モネ「睡蓮の池」
(1907年、油彩)

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

アーティゾン美術館は、東京都京橋にある美術館です。もとになったブリヂストン美術館は、ブリヂストン創業者が収集した美術品を展示するため、1952年、東京都京橋に建てられたブリヂストン本社ビル内に開館したものです。2019年にブリヂストン美術館からアーティゾン美術館に改称して、2020年にミュージアムタワー京橋内で新たに開館しました。その際に、従来の西洋絵画、日本近代絵画に加えて、古美術品や現代美術も幅広く所蔵することになりました。なお、Artizonはartとhorizonを合わせた造語です。
館内には、ミュージアムショップ、カフェがあります。来館は、ウェブでの予約が基本のようです。
アーティゾン美術館は、JR東京駅八重洲口から5分の便利な場所にあります。地下鉄の出口にも近いです。
東京駅周辺

アーティゾン美術館のある京橋は、銀座や東京駅の近くです。銀座は、日本を代表するブランドショップ・エリアです。銀座通りの真ん中あたりの4丁目交差点付近は日本一高い地価を誇っています。GINZA SIX、三越、松屋といった大型商業施設が建ち並んでいます。
東京駅の丸の内側は、とても雰囲気のある街並みで、さらに進むと皇居があります。皇居は、かつての江戸城跡で、広大な敷地に御殿や宮殿が点在します。皇居東御苑は、旧江戸城本丸跡で、本丸、二の丸、三の丸の一部が一般公開されています。本丸エリアは旧江戸城の中心だったところで、いまでは天守台、富士見櫓、富士見多聞が遺構として残ります。
今回は東京都にあるアーティゾン美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。