松江|島根県立美術館|観ておきたい作品5選

島根県立美術館 アート

島根県立美術館は、松江市の宍道湖畔にある、水をテーマにした作品、島根にゆかりのある作品を中心に所蔵する美術館です。コレクションには、クールベ「波」、モネ「アヴァルの門」があります。宍道湖の夕日は絶景。

今回はそんな島根県立美術館の見どころをご紹介します。

 

どんなところ?

島根県立美術館(Shimane Art Museum)は、島根県・松江市の宍道湖畔にある、水をテーマにした作品、島根にゆかりのある作品を中心に所蔵する美術館です。湖畔の景観にマッチした優雅な建物で、館内から宍道湖の夕日を眺められます。

 

観ておきたい作品5選

島根県立美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。

 

葛飾北斎「冨嶽三十六景、神奈川沖浪裏」

(1830-34年頃、版画)

葛飾北斎「冨嶽三十六景、神奈川沖浪裏」

葛飾北斎(かつしかほくさい、1760年?-1849年)は、日本の江戸時代の浮世絵師です。世界的にも著名で、ジャポニスムと呼ばれるブームを巻き起こし、19世紀後半のヨーロッパ美術に大きな影響を及ぼしました。代表作は、「冨嶽三十六景」の連作。

 

ギュスターヴ・クールベ「波」

(1869年、油彩)

ギュスターヴ・クールベ「波」

ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet、1819年-1877年)は、フランスの写実主義の画家です。クールベは、群像画のほか、森の中の動物を主題にした風景画や、官能的な裸婦画を残しています。代表作は、「画家のアトリエ」。

 

アルフレッド・シスレー「舟遊び」

(1877年、油彩)

アルフレッド・シスレー「舟遊び」

アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley、1839年-1899年)は、フランス生まれのイギリス人の印象派の画家です。作品の大部分はパリ周辺の風景画です。他の印象派の画家の多くが後に印象派を離れたなかで、シスレーは印象派の技法を保ち続けました。代表作は、「ポール・マルリーの洪水」。

 

クロード・モネ「アヴァルの門」

(1886年、油彩)

クロード・モネ「アヴァルの門」

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。

 

ポール・シニャック「ロッテルダム、蒸気」

(1906年、油彩)

ポール・シニャック「ロッテルダム、蒸気」

ポール・シニャック(Paul Victor Jules Signac、1863年-1935年)は、新印象派のフランスの画家です。スーラとともに新印象派の代表的画家です。作品は、点描技法をもとに、筆触もより長く大きくし、暖色が多用されているのが特徴です。代表作は、「サン・トロペ港」。

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。

 

あれこれ

島根県立美術館

島根県立美術館の建物は、建築家菊竹清訓の設計によるものです。建物は、周りの風景と一体化するような優雅な形で、波状のカーブを描く天井があり、背後の山並みを遮らないように高さは低く抑えられています。

建物の西側が全面ガラス張りになっていて、館内から宍道湖の夕日を眺められます。湖畔にも野外彫刻があり、芝生に12匹跳ね回っている宍道湖うさぎの彫刻が人気です。

宍道湖

館内には、ミュージアムショップ、カフェ、レストランがあります。館内は、展示によっては写真撮影可能ですが、フラッシュは禁止です。

島根県立美術館は、JR松江駅から徒歩約15分、または県立美術館前バス停からすぐのところにあります。

今回は松江市にある島根県立美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。