三重県立美術館は、津市にある美術館です。三重県ゆかりの画家の作品や西洋美術を所蔵しています。コレクションには、モネ「橋から見たアルジャントゥイユの泊地」、ルノワール「青い服を着た若い女」があります。
今回はそんな三重県立美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
三重県立美術館(Mie Prefectural Art Museum)は、三重県・津市にある美術館です。三重県ゆかりの画家の作品、スペインを中心とする西洋美術などの作品を所蔵しています。明治から今に至る日本の近代洋画のコレクションも充実しています。
観ておきたい作品5選
三重県立美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
クロード・モネ「橋から見たアルジャントゥイユの泊地」
(1874年、油彩)

クロード・モネ(Claude Monet、1840年-1926年)は、フランスの印象派を代表する画家です。鋭い観察力で、絶え間なく変わる風景を再現した作品は、印象派の美学を体現しています。「印象・日の出」は印象派の名前の由来になりました。代表作は、「印象・日の出」。
オーギュスト・ルノワール「青い服を着た若い女」
(1876年頃、油彩)

オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir、1841年-1919年)は、フランスの印象派の画家です。後年は作風が変わり、後期印象派の画家とも言われます。代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
児島虎次郎「日本服を着たベルギーの少女」
(1911年、油彩)

児島虎次郎(こじまとらじろう、1881年–1929年)は、日本の洋画家です。倉敷の大原家の経済的援助を受け、絵画買い付けのため数度ヨーロッパに渡りました。この時の収集品が後の大原美術館の礎となっています。代表作は、「和服を着たベルギーの女」。
ピエール・ボナール「ヴェルノンのセーヌ川」
(1912年、油彩)

ピエール・ボナール(Pierre Bonnard、1867年-1947年)は、フランスのナビ派の画家です。版画やポスターも多く残しています。作品は平面的で、主要なモチーフが画面の端で切られた構図、暖色を主調にした華やかな色彩が特徴です。代表作は、「逆光の裸婦」。
佐伯祐三「サンタンヌ教会」
(1928年、油彩)

佐伯祐三(さえきゆうぞう、1898年-1928年)は、日本の洋画家です。日本とフランスで活動しました。作品は、独特の荒々しいタッチと、モチーフとして文字の登場するものが多いのが特徴です。作品の大半は都市風景です。代表作は、「郵便配達夫」。
展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

三重県立美術館は、1982年に中部地区初の本格的な美術館として開館しました。三重県立美術館の近くに、1995年に三重県総合文化センター、2014年に三重県総合博物館がオープンしています。
2003年に開館した柳原義達記念館では、日本を代表する彫刻家の柳原義達の彫刻、デッサンなどの展示を行うほか、三重県ゆかりの作家、若手作家の企画展示を行っています。

館内には、ミュージアムショップ、レストランがあります。館内は写真撮影可能ですが、フラッシュは禁止です。
三重県立美術館は、JRと近鉄の津駅から徒歩約10分のところにあります。
今回は津市にある三重県立美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。