「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげるを巡る旅

水木しげるロード 旅行

「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な漫画家・水木しげる。鳥取県・境港市には「水木しげるロード」「水木しげる記念館」、東京都・調布市には「水木しげるゾーン」など、彼の生涯や作品を紹介するスポットがあります。

今回はこれらのミュージアムやスポットをご紹介します。

 

水木しげる(みずきしげる、1922年-2015年)は、日本の漫画家です。鳥取・境港で育ち、第二次世界大戦に従軍。戦場で左手を失うも、復員後、紙芝居作家を経て上京し、漫画家として活動を行いました。妖怪漫画の第一人者で、妖怪研究家としても知られます。代表作は「ゲゲゲの鬼太郎」。

 

水木しげるロード

水木しげるロード

「水木しげるロード」は、鳥取・境港市にある、水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマにした商店街の歩道です。JR境港駅から約800メートルの間に、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラを中心に日本各地の妖怪たちの銅像が配置されています。

これら妖怪の数は今では実に200近く。銅像はエリアごとにテーマがあり、「水木マンガの世界」「森にすむ妖怪たち」「神仏・吉凶を司る妖怪たち」「身近なところにひそむ妖怪たち」「家に棲む妖怪たち」に分かれます。

水木しげるロード

商店街の店舗には、「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにしたお店もあります。さらに、歩道沿いには、「河童の泉」「妖怪神社」「水木しげる記念館」があります。妖怪の銅像は夜間にライトアップされます。

駅前には、水木しげるや鬼太郎たちの銅像やオブジェがあります。街灯は「目玉おやじ」「みなとさかい交流館」には、鬼太郎たちの巨大壁画が描かれています。「水木しげるロード」は1993年にオープン。今や山陰地方の一大観光地です。

 

水木しげる記念館

水木しげる記念館

「水木しげる記念館」は、「水木しげるロード」の奥まったところにある、水木しげるの生涯や作品を紹介するミュージアムです。水木しげるの妖怪関連のコレクションや妖怪の世界観も展示されています。2003年にオープン。

常設展示は、「境港のしげる少年」「水木しげると戦争」「そして漫画家に」「水木しげるが描いた妖怪たち」「水木しげるの漫画ワールド」「水木しげるの言葉」に分かれます。「水木しげるが描いた妖怪たち」は、妖怪洞窟に43体の妖怪が潜んでいるなかなか迫力の展示です。「水木しげるの言葉」は、水木しげる語録が掲示・映写されている部屋で、ほっこりできます。企画展示では半年ごとに内容を変えて漫画の原画が展示されています。

館内は写真撮影可能ですが、フラッシュは禁止です。館内には、ミュージアムショップがあります。

 

鬼太郎列車

鬼太郎列車

最寄りの境港駅と米子駅を結ぶJR境線には、「鬼太郎列車」と呼ばれる「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラのラッピング車両が走っています。鬼太郎をはじめ6車種あるようで、外観はもちろんのこと、シートや天井にも鬼太郎たちの姿が描かれています。

各駅には「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラの名前が付けられていて、停車駅などの車内放送も鬼太郎たちの声が流れます

米子鬼太郎空港

山陰地方の玄関口の米子空港は、2010年から「米子鬼太郎空港」と呼ばれていて、空港ロビーの窓や天井には、鬼太郎たちが描かれています。

 

水木しげるゾーン

鬼太郎茶屋

東京・調布は水木しげるが漫画家として50年もの間住んでいた街で、「水木マンガの生まれた街」とされています。市内には、水木しげるやゲゲゲの鬼太郎関連のスポットがあります。市のミニバスには鬼太郎たちが描かれた車両もあります。

「水木しげるゾーン」は、市役所前通りから続く遊歩道で、水木しげるや鬼太郎たちの銅像やパネルのあるスポットです。2025年に出来たばかりです。

「鬼太郎ひろば」は、「水木しげるゾーン」の奥にある公園で、鬼太郎たちのオブジェや遊具があります。

京王線調布駅近くから布多天神社への参道にある「天神通り商店街」には、鬼太郎たちのモニュメントがあります。商店街にある「鬼太郎茶屋」は、鬼太郎グッズを販売しているお店です。

 

あれこれ

水木しげる記念館

「水木しげる記念館」のチケットは、「のん気にくらしなさい」「好きなことをやりなさい」といった水木しげる語録が印刷された35種類のものがあり、来館者にくじのようにランダムに渡されます。

今回は漫画家・水木しげるの生涯や作品を紹介するスポットをご紹介しました。ではでは。