こんにちは。すえちゃんです。
岡本太郎記念館は、南青山にある、岡本太郎の自宅兼アトリエだった邸宅を改修した美術館です。岡本太郎「二つの顔」「虫と子供Ⅱ」をはじめ、多くの絵画、彫刻が展示されています。当時のままのアトリエが圧巻です。
今回はそんな川崎市岡本太郎美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
岡本太郎記念館(TARO OKAMOTO memorial museum)は、東京・南青山にある、岡本太郎の自宅兼アトリエだった邸宅を改修した美術館です。岡本太郎による多くの絵画、彫刻が室内のほか庭にも展示されています。2階建ての建物で、自宅部分は改修され展示室になっていますが、アトリエは当時のまま残され、圧巻です。
岡本太郎(おかもとたろう、1911年-1996年)は、日本の芸術家です。18歳で渡仏し、パリで最先端の芸術に触れました。戦時下の日本に帰国し、従軍します。戦後に活動再開し、活動は絵画、立体作品、デザイン、著述、パフォーマンス、民俗学と多岐にわたりました。大阪万博のプロデューサーを務め、「芸術は爆発だ」との言葉は有名。代表作は、「太陽の塔」。
観ておきたい作品3選
岡本太郎記念館のコレクションの中で、おすすめの3作品をご紹介します。
岡本太郎「二つの顔」
(1957年、油彩)

岡本太郎「虫と子供Ⅱ」
(1957年、油彩)

岡本太郎「門扉」
(1950年、扉)

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

岡本太郎記念館は、1998年に開館しましたが、岡本太郎は1953年から84歳で没した1996年までの42年間に渡り、この邸宅に暮らしていました。
建物は、建築家・坂倉準三の設計によるもので、岡本太郎の要望により、積み上げたブロックの壁の上に凸レンズ形の屋根の乗った独自の形をしており、壁には岡本の描いた顔とTAROの赤いサインが入っています。

元住居なので、靴を脱いで入館します。1階のリビングでは、リアルな岡本太郎像が出迎えてくれます。その先にあるアトリエは当時のまま残され、圧巻です。
館内には小さなミュージアムショップ、カフェがあります。館内は、写真撮影は可ですが、フラッシュは禁止です。
岡本太郎記念館は、東京メトロ表参道駅から徒歩8分の住宅街にあります。
周辺にもある岡本太郎作品
岡本太郎記念館の周辺にも、パブリックアートとして展示されている作品があります。あわせて観ておくのはいかがでしょうか。
岡本太郎「こどもの樹」
(1985年、FRP)

岡本太郎記念館を出て青山通りを渋谷駅方向に進み、右側にある旧国連大学の建物の前にあります。
岡本太郎「明日の神話」
(1968年、壁画)

渋谷マークシティ連絡通路にある巨大な壁画。原子爆弾の炸裂の瞬間を描いたもので、人は残酷な惨劇でさえも誇らかに乗り越えることができる、その先にこそ明日の神話が生まれるとのメッセージが込められています。万博記念公園の太陽の塔と同時期に制作され、対をなす作品と言われます。制作されたメキシコで長い間所在不明でしたが、2003年に発見され、日本で復元されました。
今回は東京・南青山にある岡本太郎記念館の見どころをご紹介しました。ではでは。