こんにちは。すえちゃんです。
東京都庭園美術館は、東京・白金台にある、朝香宮家由来のアール・デコ様式の建物や内部装飾を展示する美術館です。主な部屋の内装はアンリ・ラパン、ガラスレリーフやシャンデリアはルネ・ラリックの作品です。
今回はそんな東京都庭園美術館の見どころをご紹介します。
どんなところ?
東京都庭園美術館(Tokyo Metropolitan Teien Art Museum)は、東京・白金台にある、朝香宮家由来のアール・デコ様式の建物や内部装飾を展示する美術館です。建物の内装はアール・デコ様式の粋を尽くしたものです。1階に接客用スペース、2階に宮家の私室が配されています。主な部屋の内装は、フランスのインテリアデザイナー、アンリ・ラパン、大客室のシャンデリアはフランスのガラス工芸家、ルネ・ラリックの作品です。
観ておきたい作品5選
東京都庭園美術館のコレクションの中で、おすすめの5作品をご紹介します。
ルネ・ラリック「ブカレスト」

ルネ・ラリックの作品では、大客室のシャンデリア「ブカレスト」、玄関の女神像ガラスレリーフ、大食堂の天井照明器具のガラス板「パイナップルとざくろ」が見どころです。
ルネ・ラリック(René Lalique、1860年-1945年)は、19世紀から20世紀のフランスの宝飾デザイナー、ガラス工芸家です。アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたって活躍しました。
アンリ・ラパン「サント・ヴィクトワール山麓、二人の子供のいるプロヴァンス地方の風景」

アンリ・ラパンの作品では、小客室の壁画、大客室の壁羽目板上の壁画、大食堂マントルピース上の壁画が見どころです。
アンリ・ラパン(Henri Rapin、1873年–1939年)は、フランスの画家、インテリアデザイナーです。 画家としてスタート、その後、装飾美術で才能を発揮しました。
レオン・ブランショ「戯れる子供たち」

レオン・ブランショの作品では、大広間表階段右手の大理石レリーフ「戯れる子供たち」、大食堂壁面の銀灰色レリーフが見どころです。
レイモン・シャルメゾン「美しい庭園」

マックス・アングラン「四季」

展示されている作品は時期によって異なり、これらが展示されていないこともあります。
あれこれ

東京都庭園美術館の建物は、朝香宮鳩彦王がパリ遊学後に建設し、1947年の皇籍離脱まで暮らした邸宅です。その後、紆余曲折を経て1981年に東京都が取得、1983年に都立美術館の一つとなりました。コレクションの常設展示はなく、企画展示が定期的に行われています。

館内には、ミュージアムショップ、カフェがあります。館内は、写真撮影は可ですが、フラッシュは禁止です。広い庭園は、芝生広場、日本庭園、西洋庭園で構成され、日本庭園に茶室があります。
東京都庭園美術館は、JR線目黒駅から徒歩10分、東京メトロ線・都営線白金台駅から徒歩5分のところにあります。国立科学博物館附属自然教育園に隣接しています。
今回は東京・白金台にある東京都庭園美術館の見どころをご紹介しました。ではでは。