こんにちは。すえちゃんです。
今回は1920年代に上映された映画の中で、おすすめの作品を5本厳選し、ご紹介します。
「キッド」
チャールズ・チャップリンが主演・監督のコメディ・ドラマです。チャップリン初の長編で、その後の作品の、笑いと涙の展開の原点となった作品です。放浪者と捨て子とのやり取りが泣けます。
原題 THE KID
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン ジャッキー・クーガン ほか
1921年アメリカ 1921年日本公開 コメディ・ドラマ サイレント
「黄金狂時代」
チャールズ・チャップリンが監督・主演を務めた、笑いを追求したコメディ・ドラマです。靴の食事、ロールパンのダンスといった有名なシーンがたくさん。チャップリンの最高傑作と言われます。
原題 THE GOLD RUSH
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン ジョージア・ヘイル ほか
1925年アメリカ 1925年日本公開 コメディ・ドラマ サイレント
「つばさ」
記念すべき第1回アカデミー賞作品賞を受賞した戦争・ドラマです。戦闘機パイロットの成長、友情、恋を描いた物語です。100年前の映画ですが、「トップガン」みたいな感じで、見せ場は空中戦です。
原題 WINGS
監督 ウィリアム・A・ウェルマン
出演 クララ・ボウ チャールズ・ロジャース ほか
1927年アメリカ 1928年日本公開 戦争・ドラマ サイレント 第1回アカデミー賞作品賞受賞
「メトロポリス」
SF映画の原点とも言われている伝説的作品です。高層ビルに住む指導者階級と地下に住む労働者階級、二極化した近未来のディストピアを描きました。女性型アンドロイドが印象的。
原題 METROPOLIS
監督 フリッツ・ラング
出演 ブリギッテ・ヘルム アルフレート・アーベル ほか
1927年ドイツ 1929年日本公開 SF・近未来 サイレント
「アンダルシアの犬」
シュルレアリスムの実験的な作品で、20分程度のファンタジー・短編です。冒頭の目のシーンはけっこうショッキングです。画家のサルバドール・ダリが制作にかかわっています。
原題 UN CHIEN ANDALOU
監督 ルイス・ブニュエル サルバドール・ダリ
出演 ピエール・バチェフ シモーヌ・マルイユ ほか
1929年フランス ファンタジー・短編 サイレント
1920年代あれこれ

日本のキネマ旬報ベスト・テンが、1924年から始まり、アメリカのアカデミー賞が、1927年から始まりました。
おまけのおすすめです。
「月世界旅行」
ジョルジュ・メリエスによるSF映画の先駆けとなった15分程度のSF・短編作品です。月への着地シーンはあまりにも有名。ジュール・ヴェルヌの小説がもとになっています。
原題 LE VOYAGE DANS LA LUNE
監督 ジョルジュ・メリエス
出演 ジョルジュ・メリエス ブルエット・ベルノン ほか
1902年フランス SF・短編 サイレント
今回は1920年代のおすすめ映画をご紹介しました。ではでは。